80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

青ガエルの組み込み(1)

2018-07-25 11:28:11 | 私鉄電車
やっぱり作るんかーーーーい!

ということで作ります。。

東急5200系は田園都市線時代に、青ガエルこと旧5000系デハ5117号車を組み込んだ5連で運転されていたことがあるとのこと。このことは5200系着工当初から知ってはいたのですが、車体構造などが違うため、まずは純粋な4連でと考えてはずしていました。このたび5200系もなんとか完成したので、中間車1両という手軽さもあって、追加でこの5117号車を製作することにしました。

5200系編成に挟まって活躍する姿は宮下洋一様のこちらのブログ記事などで見ることができます。
(吊り掛け電車をもとめて:2013年2月23日「東急の湯たんぽ」)
http://tsurikakedensha.blogspot.com/2013/02/blog-post_23.html


さて青ガエルといえば下膨れのザ・張殻構造が特徴です。ここを攻めないと始まらないのですが、なんと形式図には裾Rの半径が記入されていません!これは鉄ピク掲載のトレース図ですが、元図と思われる公式図にも記載はありませんでした。まさに出鼻をくじかれた格好。。




渋谷駅前のコレを実測するという手はありますが、渋谷駅前交番の目と鼻の先でそこまでのリスクは冒したくないので、形式図に円定規を当ててR=450mmくらいではないかとの結論を得ました。




しかし何となく大きすぎる感があり、腰板の補強リブとの位置関係も微妙なため(もっともリブ位置も図上計測ですが・・・)、R=400mmすなわち1/80換算で半径5mmとして断面の試作品を作りました。実際は紙の厚さ分(約0.35mm)だけさらに小さくなります。




これで車体の展開幅を求めて作図しプリントアウト。ちなみに原図は5200系のものをコピペしていますが、窓サイズは同一ながら5000系は全長が500mm長く、一方ドア幅が100mm狭いため、これらを補正して描画し直してあります。一部仮曲げ済みの状態。




なぜ仮曲げを中断したかというと、裾のRを曲げ始めた途中で紙の“層分離”が心配になったからです。スノーマット紙は表面は平滑で良いのですが、急な曲げに弱く、表層が特に剥がれやすいのです。このため車体端部にあらかじめ瞬着を浸み込ませておきます。




曲げた車体を妻板と合わせてみます。だいたいOKですが裾が少し余り気味なので、もう少し断面の微調整をしていきましょう。




ということで単品の中間車なのでお手軽~♪と思いきや、実はけっこう大変なんです。動力車にはしませんが、①デハ相当の床下機器を一式製作(もちろんアノ強制通風式主抵抗器も・・・)、②1M電車なのでいっちょまえにパンタグラフを搭載(載せるだけで3K円チーン!)、③緑系は湘南色しかないのでまたスプレー買ってこないと(G社の東急ライトグリーン微妙よね~でもまたMr.とかタミヤとか何本も買って色合わせするのは勘弁・・・)



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コメント (2)
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