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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

エバーグリーンに助けられ

2012-10-21 10:24:40 | 私鉄電車
こんにちは。

エバーグリーンといっても銀座の中古ショップではありません。プラ素材の方。
頭痛の種だったアンチクライマーを作るのに波板を加工したらアッという間にできちゃってびっくり、というお話です。

事の発端はこれ。薄紙で2000形のアンチクライマーを作ってみたのはいいけれど、前の1300形と違ってカーブした面に貼らなくてはならず、1両分作るのに30分以上かかってしまいました。
一応両端の2両分は我慢して作りましたが、残る4両はすべて両運転台車とくれば手抜きとは言いませんが、もっと簡単にできる方法へ逃げたくなります。



要は断面が「E」の字形になった素材があればいいのですが、プラ、真鍮、アルミ、どれも思い当たるものはなし。。。

エバーグリーンの波板はあるけど溝が浅いので使えないなあ・・・
ダメもとで溝を深く掘ってみたら?


ということでさっそく実験。
本当はプラ板用のカッター(引っ掻いて溝を掘るタイプ)がよかったのですが、見当たらないので、たまたま手元にあった千枚通しの先端が曲がったようなもの(用途不明)をヤスリで成形し、即興の溝掘りツールを作りました。これで溝の中を4~5回引っ掻いてやります。板厚は1.5mmあるのでかなり掘り込んでも大丈夫。。



溝2本を挟んだ両側の山の頂上に沿ってカット。
といっても理論上の話で、実際はそんなドンピシャにはいきませんが。。。(^^;;

おぉ、Eの字形になってる!



残りの4両はすべて幌または幌枠つきなので2分割し、サイド側になる方を耐水ペーパーの上で削って軽くテーパーをつけてから貼り付け。ラクだわ~



一方こちらの1300形。補強のため瞬着をドボドボ浸み込ませたところ、下に貼ったシールの糊か何かわかりませんがゴミのようなものが浮きあがってきてそのまま固まってしまいました。細かい作業に耐えて1枚1枚貼ったので愛着はあるのですが、これではあまりにも見栄えが悪いため潔く作り直すことにしました。



んー、はるかによろしい(^_^)



ということで、なんとか6両が塗装までこぎつけました。



完成した鋼体を眺めていて何かひと手間足りないなぁと思っていたら、乗務員ドアの手すりがないんですね、これらの車両。丸ノ内線の赤い電車も同じ。第三軌条式で危ないので、地上から乗り込むことは想定していなかったということでしょうか?
でも、のちの01系や02系、最新の1000系はちゃんとついてるんですよね。。


一方こちらは動力車1700形の床下。主制御器などはみ出ていた機器を削って薄くしました。長さ、幅ともひと回り小さいためCN22モーターの大きさが際立っていますね。



さすがにD3Fコンプは収まらないので完全なレリーフです。



これでも塗っちゃえばそれらしくなる・・・ハズ(^^;



リードスイッチは結局ここに置きました。ウェイトなどもあるので、モーターの磁力の影響を受けず済む場所はここしかありません。ドライブシャフトを避けてコの字形に吊るしています。片方の端子が台車からの配線に直接結線出来て好都合~♪と喜んでいたのもつかの間、どうもスイッチの反応が他車よりも鈍いようなのです。。。
ウェイト、床下機器、台車などのメタル類に囲まれていて磁力線が乱されるのかどうかわかりませんが、「端子もスイッチの一部」という説明を踏まえるならば、端子の曲げ具合が微妙に動作に影響しているようです。



さて、だんだん完成が見えてきましたが、あともう一点だけ未解決なのが非常灯の点灯方法です。
光ファイバーで導光するという方針だけは決まっているのですが、以前に実験したファイバーの途中に切り欠きを入れ方法では窓からファイバーが見えてしまうので(網棚の背に見せかけることもできなくはないが・・・)、個別に導光する方法なども含めてもう少し考えてみたいと思います。



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