気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

プロの文章

2007-04-12 08:11:20 | Weblog
小説が雑誌に載るまでには、文章の校正が為され、ゲラ刷りされたものを確認し、初めて印刷に廻されるわけである。その程度のことは誰でも知っているであろう。やがてこれらの小説は1冊の本になるが、その時にもまたゲラ刷りの確認をして加筆・修正の作業が行われる。これらの作業は作者が自分の作品に対しての愛情とも言える感情からそうするのであろう。私は、ここまでの作業で作者の仕事はようやく終ると考えていた。
ところがこの度、藤沢修平の長女である遠藤展子の「父・藤沢修平との暮し」を読み、更に作者の仕事が続くことを知った。
単行本の発行後3年ほどして文庫本が出版されるが、勿論この場合にもいろいろと手が加えられる。そして更に、文庫本になった後にも、読み返し赤字を入れたり付箋を付けたりしていたという。
プロの作家でさえ自分の文章を大切にし絶えず修正している。ましてや素人の自分だ、努力なしの文章を書くなんて、読んで下さる方に失礼だと改めて自戒した。

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2 コメント

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お恥ずかしい (SH)
2007-04-12 08:32:37
駄文しか書けない私にとっては誠に耳の痛いお話です。

昨年12月、母校の校友会報4月号に我が県の紹介記事を出すよう要請され、立場上恥ずかしながら私が原稿を作りました。締め切りが1月中旬、A4四枚分の原稿です(写真等も含む)。年末年始があるため、満足な資料を取り寄せる時間も無く、しかも文章能力の無い私には大変な作業でした。
それでも何とか形になりましたが、全国数万人の方々の目に触れているかと思うとぞっとしますので、なるべく考えないようにしています。
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Unknown (ippu)
2007-04-12 13:31:15
本当に、文章は考えれば考えるほど難しいですよね。
でも、よほど自信がある人とか無神経な人でない限り、多くの人はある程度の恥ずかしさを感じながらも書いているのではないでしょうか?
失礼にならないようにと気を使い、自分なりに努力すれば、それでいいのだと思います。
そうとでも考えなければ、それこそブログなど書いていられませんね。
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