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私たちは横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!

2014-10-04 10:18:53 | その時々2

現政権の最重要事項の一つに拉致問題があることは、国民の一人として安堵感を感じています。それは、国民の安全保障という問題に対する政府の姿勢に対してです。

政府のあり方というものは、国民の態度によると思います。これまでの『早く解決しなければ・・・・・』という祈るような、ある意味安易(?)な取り組みは、私たち国民全体の姿勢でもあっただろうと思います。拉致が行われて現在に至るまで、私たちは拉致された方々の時間というものを切実に考え表明したことがあったでしょうか?思いの端に浮き上がることはあっても、それをどうしたでしょうか?他人事だったのです。自分のことではなかったのです。

彼の人達は拉致された場所で三十数余年の人生をおくらされてしまいました。そしてそこに様々な関わり合いを生み出す以外にありませんでした。これをいったい私たちはどうしたらいいのでしょうか?????私たちはこうした一人一人の安全保障に対して、政府にどうしてほしいと思っているのでしょうか。この三十数余年の歳月の問題は、話し合い(?)に長い長い時間をかけたことの結果起こりました。

 

安全保障の問題が『戦争をするか否か』ということのように反論されていますが、そうではなくて、少なくとも理想ではなく、現実の世界の中で『自分が拉致されたとき、政府は何をするか』という問題と根源的に同じであることを、もっと深く感じなければならないと思います。『国民の安全(国の主権)が侵されたとき、最終的には武力を持ってでも回復するか』という問題は、『侵略して領土を拡張するか』という問題とは違います。それは自分たちの安全に対する国民の決意の問題です。そして現代は幸いにして、領土を拡張しなければ国家を維持できない好戦的な時代ではないと思います。(どうも中国は別の時代感覚らしい・・・・・ですが。)

拉致に関する北朝鮮との折衝に、北朝鮮という国の不誠実さが再び見せられて嫌気を感じさせられています。日本人は、どうも自分と同じものを他国にも期待してしまう・・・・・だけど、敢えて言うのですが、実際のところ北朝鮮はどうにもならないのでは・・・・・・とも思います。私達も生身の同胞を身の危険をおかしても取り返しにいかなかったのですから。だからあれほど多くの人々を連れ去られてしまった・・・・・そしてその肚が据わらない限り、私たちは武力なんて使えないのかもしれません。だけど、もし自分の身に起こったら、結果的に言えば、放置されるということなんです。

この記事で、『私たちは横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!』というフレーズをお終いにすることにしました。なぜかといえば、私達が横田めぐみさんたちの身の上に起こった事実をしり、そして三十数余年どのように生きてきたかを検証すること以外に残されていないように思うからです。帰ることが出来る人も出来ない人もいるはずです。様々な人生模様をそこで紡ぐ以外になかったのですから。どんなにつらくても受け入れる以外になかったのですから。取り返すのは、横田めぐみさんたちをどれくらい自分として感じることが出来るか、という同胞を思う心だと思います。

コメント (5)
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