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お雑煮

2012-01-07 10:56:39 | 季節・週末散歩

末息子が新妻を連れてやって来て言いました。『お雑煮が食べたい!』息子夫婦が言うことには

新妻の言い分:『お雑煮って美味しいような、美味しくないようなもの・・・・・でしょう?』
息子の言い分:『お雑煮は美味しいものだから、食べさせてやって!!』

なあるほど、なあるほど。息子はお餅を五つも食べてお雑煮を堪能し、関東育ちの嫁は目新しいお雑煮の作り方を見学して味見をして帰りました。息子の嫁はとても素直な人なので、屈託なく『おいしい~~』と喜んで、研究(?)してみると言って帰りました。

息子にとって“おふくろの味”というものは特別なもの・・・・・その中でも“お雑煮”は格別な気がします。私が結婚した時も夫は“お醤油仕立ての雑煮”にこだわり、とうとうそれが我が家の味になりました。私の実家も同じ平戸なのですが、お雑煮は“澄まし仕立ての雑煮”でした。お出汁は同じ“焼あごと昆布”です。結婚したては特に食べ慣れたお雑煮を恋しく思いました。そのうち夫の味覚を変えてやろうと思ったのですが、季節限定のお雑煮は変えるのは困難です。あきらめてしまいました。そしてそれが我が家の子供達の“お雑煮”になりました。

ちなみに私の母の実家は、中間と言うべきか、お醤油仕立てでお餅を一旦焼いて煮るというものでした。それも非常においしいと思ったことがあります。とても味わいの濃いお雑煮で、母が嫁入りした時はさぞもの足りなかっただろうと思います。母も私と同じように夫の記憶の味に従ったのだと思います。ただ雑煮はお出汁がお餅で濁りますから何度もおかわりは出来ません。

夫はお雑煮が大好きで、年末から年始にかけて、ずっとお雑煮を食べます。舅は特に溶けたようなお雑煮が好きでした。その血のせいか(?)、夫も柔らかめが好きです。私はあまり柔らかいお雑煮は好きでありません。それで私はよく玄米餅を焼いて夫のお雑煮にお相伴をします。ちょっと母の実家のような味わいです。お雑煮以外は私の味になってしまいましたが、姑から受け継いだお雑煮を食べて喜ぶ息子の顔を見て、それでよかったような気がします。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!


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