いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

はじめまして、しらせ・いいです。

2009-01-07 23:41:21 | Weblog


自己紹介いたします。
神奈川県に住んでいます。
1945年生まれ。
悠々自適という便利な言葉に隠れている
ネンキン生活者です。
本名が“しらせ”ですので、このようにしています。

“ストリート・フォト”と名づけて写真を
撮って回っています。
歩き回ることを、“ホーロー・放浪”とか、
“散歩”とか、“時間つぶし”とか、
いろいろと自虐的に言い訳してきましたが、
最近、“遊行”という言葉に出会って気に入って
います。
「ゆぎょう」と読みますが、あえて「ゆうこう」と
読みたいと考えています。
藤沢市に遊行寺(ゆぎょうじ)があります。
時宗総本山、清浄根寺(しょうじょうこんじ)の
ことです。お正月の箱根駅伝にも出てきました。
開祖、一遍上人(放浪の僧)に由来しています。
が、まだまだ宗教とは縁のない身ですので
「ゆうこう」と読みたいわけです。

コンタックスをバッグに入れて、
時に、おいしいものをいただいたりして、
“遊行”しています。
長くなりました。

今回は、ここまで。
つづく。




あなたの隣りにクローンが立っている。

2009-01-07 01:44:46 | Weblog



“ドリー”という名前にご記憶がおありか。そう、クローン第1号の羊の名前である。なんと、彼女・ドリーは既に“ポニー”と名づけられた子どもを産んでいるのだ。新聞で親子の写真を見た。一見やさしい写真なのだが、しだいに不気味な気分が立ってきた。(ドリー,Dolly, 1996年7月5日 - 2003年2月14日)(ドリーは6歳で亡くなっている。1999年にはさらに3頭を出産した)(産経新聞SANKEI EXPRESS/2008.10.22.)

ちょっと前になるが、遺伝子のあの螺旋に手を加えて未知の生物を創り出すSFがあった。麦酒を作り出す大きな金属製の器みたいなイメージだと想像したのだが、そこに培養された生物が出現する。形態は明確なイメージはないが、人よりひと回り大きいくらいの、凶暴な生物が誕生する。人を襲い、話は展開する。さらに、さらに、2巻では、その生物軍団と人類の全面対決となる。未知の生物が出現するまでのサスペンスにドキドキしたのを記憶している。若手の作家でタイトルに「螺旋」が使われていたが、忘れてしまった。申し訳ない。

つい最近の新聞だが、アルゼンチンのビオシドゥス社がクローン牛を創り出したそうだ。このクローン牛から採取した牛成長ホルモンが商品になるという。乳牛に投与すればその増量が確保できるというわけだ。
トウモロコシなどの遺伝子操作はもはや日常化していると言われるが、その人体への影響は未だ解明されていない。天候に惑わされない、虫などに強い理想的な発育種を目指し、食料の増産に貢献しようというのだが、品種改良とはこれは次元が違う。

これは1chだったと思うが、アメリカでは、より野性に近い猫、山猫だったり、チータに近い猫が商品化されているという。その会社の幹部が言う、「商品に不都合がある時は商品を交換します」と。いくつかの事故が報告されている。飼い主が死亡する事故だ。ここには、“野性の発現”の実体が解明されていないのだ。
あなたの隣りに宇宙人が立っているというSFがあったが、ヒトは人間のクローンを創り出す欲望に勝てるのだろうか。クローンがあなたの隣りに立つのは、はるかにリアリティがある。その精神面は当然わからないし、想像力もまったくない。






米国には、オバマさんが出現した。

2009-01-07 01:10:07 | Weblog



顔が見える、期待される政治家は、なんと言ってもバラク・オバマに異論は
ないだろう。新しい年の1月20日に、その大統領は生まれる。それからの
100日間で大統領はどんなメッセージを発してくれるのだろうか。我々は
様々な気持ちで待ち望んでいる。希望ももちろん欲しいが、心に確実に届く
メッセージが欲しいのだ。

フィナンシャル・タイムズ 2008年12月23日初出。12月29日(月)掲載
のエドワード・ルース氏の記事の中に興味深い一節があった。
歴史学者で作家でもあるそうなダイアナ・シーツさんは独自の、これまで
あまり言われたことのない説明をしているそうだ。オバマ氏はアメリカ初
の「ポストモダンな大統領」になるのだそうで、オバマ氏は、有色人種の
学生を優遇するアメリカの「ポリティカリー・コレクト(政治的に正しい)
」な大学システムの典型的な産物なのだという。
「ハーバード・ロー・レビュー」の編集長時代にオバマ氏が何も論文を発
表しなかったのは、何か特定の問題について特定の立場に立って主張すれ
ば、政治家になった暁に、特定グループの有権者の支持を得られなくなる
からだ——というのが、シーツさんの見解だそうだ。(オバマ氏は、いわゆ
る「議会通路を越えた反対側」に手を差し伸べてみせた。選挙戦を通して、
頭から疑ってかかって否定する声に昂然と立ち向かい、国民を奮い立たせ、
「超党派的イメージ」というものを政治的なアート作品、芸術の域に達す
るものにまで高めて見せた。という、このあたりを指しているようだ)
「バラク・オバマは素晴らしい人だ。けれども同時にいかにも典型的な、
現代アメリカの大学教授的な人でもある。つまり、今のアメリカの大学で
学者にとって大切なのは、終身地位を獲得するために、何か特定の強い主
張をしないことであって、そういう大学世界の一員になるということは、
あらゆる真実は相対的であるという考えを受け入れるということだ。また
アメリカの大学というのは、アイデンティティーを傷つけられたと不満を
抱いている人たちの坩堝だ。そういう側面が、大統領に好ましいとは思え
ない」ということなのだそうだ。こういう意見のシーツさんはごくごく少
数派である、ということではあるが。

それにしても日本は、人材難だ。総理大臣に耐えうるヒトがいないのか。
われわれの精神を持ち上げられる、気持ちを元気にしてくれる人材がこの
国には育たないのか。戦後の学校教育など社会環境になにか致命的欠陥が
あるのだろうか。
  
が、もうひとり目が離せない男・政治家がいる。フランスのニコラ・サル
コジ大統領だ。あの下から見上げるような目つきは関心できないが、注目
株ではある。最近こんなにキャラクターを感じるヤツ・人材も珍しい。パ
リに詳しい友人によると、大陸つづきの、民族の混沌とした国とその歴史
が一枚も二枚もしたたかな人材と方策を生み出すのだそうだ。それはそう
だろう。アメリカはそういう意味では多民族の国だが、わかりやすい国だ、
日本も全くそういうことだろう。わかりやすい単一の島国であるが、わか
りやすいのに、またまた絶望か。