国の文化審議会は、昨日17日、入間郡毛呂山町地内に所在する「鎌倉街道上道」を国の史跡に指定
するよう文部科学大臣に答申したとのことです。
これにより文部科学省(文部科学大臣)の告示を以って正式に国の史跡になりますが、埼玉県では
23件目(特別史跡を含む)、毛呂山町では初の国指定史跡となります。また、街道を中心とした国
の史跡では県内初でもあります。
折しも今年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」ということで、畠山重忠を初めとする武蔵武士らが
行き来した鎌倉街道上道が国指定史跡とは何かの縁でしょうか・・・
毛呂山町川角・大類境に残るの鎌倉街道上道
同じく市場・西大久保境に残る鎌倉街道上道
2枚とも6年強前に散策した際の写真ですが、現況に変化はないと思いまます。
この毛呂山町の鎌倉街道上道は、比企郡小川町、大里郡寄居町に残る鎌倉街道上道と共に、文化庁
選定の「歴史の道百選」(平成8年・1996)選定)にも選定されています。
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文化庁選定「歴史の道百選」
№24 名称:鎌倉街道―上道(埼玉県小川町・寄居町・毛呂山町)
選定箇所:伊勢根(埼玉県小川町)~赤浜(寄居町)、大林坊~川角(毛呂山町)
概 要:鎌倉街道上道は、鎌倉から埼玉県西部の台地・丘陵地帯を抜け、北部の児玉郡から群馬県藤岡市方面に
抜ける。街道の周辺は、中世城館や寺社、宿などが形成され、幾多の合戦の舞台にもなり、文化・軍事・
物流の幹線ルートとして重要な役割を果たした。埼玉県内には、台地から低地へ向かう転換点に、地面を
逆台形状に掘削して道を造りだす掘割遺構が多数確認されている。なかでも、小川町の大字伊勢根、寄居
町の大字赤浜、毛呂山町の大字市場字大林坊には掘割遺構が顕著に残る。
《文化庁HP・文化庁選定「歴史の道百選」から抜粋》
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畠山重忠公史跡公園、出土文化財管理センターへ行かれたそうで良かったですね。
馬の大きさが違うとか、実際には鵯越えの逆落としはしていないとかの設もありますが、
それはそれとして重忠の怪力・優しさを表した銅像ですね。
大河ドラマの影響もあってかすっかり有名な銅像になったようです。
いくいく鷺の小生ですが、深谷の畠山重忠公史跡公園に行って参りました。
とりち様より、事前に埋物センター展示を教えて頂いていたので、大変楽しく拝見致しました。
又拝見しつつ、現地を訪問致したいと思います。
三日月を背負って夏の夕