四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

片倉城跡(東京都八王子市)

2010年05月06日 | 100名城以外の城館跡




八王子市片倉町にある『片倉城跡』(東京都指定史跡)を訪ねてみた。今は、「片倉城跡公園」として整備されており、四季折々の花が楽しめるようである。
また、彫刻が幾つも立てられており、さながら彫刻の公園でもある。

現地の案内板によれば、「室町時代大江広元を祖先とする長井氏によって築かれたと伝えられています。歴史的にはほとんど不明で、規模こそ小さいが、
外敵に対して堅固な山城だったようです。」とある。この地は大石氏の領地であり、大石氏に婿入りした北條氏照の居城になったといった説や、
滝山城・八王子城(城主北條氏照)の支城の役割をになっていたなどとの説もあるようだが定かではないようである






手入れと清掃が行き届いており、チリひとつないといった感じの綺麗な公園になっている。
この写真だけでは彫刻は一部しか写っておりませんが、目的は「城跡」ですからご勘弁を。








城跡の本丸跡に神社が建てられることはよくある話だが、この住吉神社の場合は、城が過去形になってからでなく、現在形の時に勧請したようだ。






住吉神社社殿横に、城の説明板と実測図が立てられていたが、心無いものの悪戯でぼこぼこになっており、判読できなかったのは残念であった。




住吉神社より高い場所に郭跡がある。この写真は、一の丸(主郭)と二の丸の間にある堀と橋である。今でこそ堀は浅くなってしまっているが、
当時はかなり深いものであったのでしょう。そうでなければ空堀の意味を成しませんからね。




「一の丸(主郭)」




「二の丸」ですが、大変広い郭跡です。

他にも見所があったのでしょうが、某所に向かう途中に寄ったものですから時間に追われゆっくり見られませんでした。

散策日:2010年(平成22年) 5月3日(月・祝)          

小諸城跡(長野県小諸市)

2010年05月06日 | 日本100名城


 古諸なる古城のほとり   雲白く遊子悲しむ   緑なす繁縷(はこべ)は萌えず
    若草も藉(し)くによしなし   しろがねの衾(ふすま)の岡辺   日に溶けて淡雪流る

島崎藤村作詞の「千曲川旅情のうた」の1番である。ここに歌われている『小諸城』跡(国指定史跡 日本100名城)を訪ねてみました。
小諸城跡というよりも、「懐古園」と言ったほうが通りがよいかもしれませんが。この小諸城の歴史について、私が書くよりもWebで
検索すれば色々と詳しく解説されておりますので、いつもの如く省略させていただきます。

実は、ここには2,3度行ったことがありますと書きたいところなのですが、何とか休憩というやつで立ち寄っただけで、中に入ったことはありませんでした。
そんな次第ですから見たといえば、冒頭にアップした「三の門」くらいなのです。




本丸跡=懐古神社が建っている




二の丸跡




南丸の石垣




天守台(1)




天守台(2)




天守台と石垣




黒門橋




空堀=深いですね~




本丸跡の石垣




紅葉ケ丘




馬場跡




鏡石=山本勘助愛用




小諸八重紅枝垂

ここでも大きな失敗をしています。「大手門」を見ようと、地下道を歩いて線路向うに出たものの、距離があると思い引き返してきてしまいました。
「大手門」を見ずして小諸城跡を見てきたというのはちょっと憚られますね。 この小諸城跡(懐古園)を訪ねてから1週間を経過しています。
今更ブログにと笑われるかもしれませんが、まち歩きの記録として書き込みました。

散策日:2010年(平成22年)4月29日(木)