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四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

第33回さいたま太鼓まつり 1⃣

2023年11月05日 | まつり・イベント


第33回さいたま太鼓まつり

日時:2023年11月5日(日) 10:00~15:00 
会場:埼玉県農林公園野外ステージ (深谷市本田 旧・川本町)
主催:埼玉太鼓まつり実行委員

を見学してきました。
「埼玉県農林公園秋まつり」の催しのひとつとして開催されたもので、女性3人のチームから数十人のチームな
ど太鼓9団体・踊り1団体の計10団体の出演がありました。
会場がある埼玉県農林公園へ向かう途中小雨が降りだしました。次第に雨粒も大きくなり、これでは雨天中止に
なってしまうかもしれないと不安になりましたが、とにかく行ってみないことにはと農林公園まで行きました。
着いたときは止んではいたものの、野外ステージ前に並べられたブルーシートは濡れていましたし、時折、小雨
状態に。スタッフの皆さん、参加チームの皆さんもどうなることかと心配顔。
スタッフやチームの皆さんが、濡れたブルーシートを持ち上げて雨水を払いタオルでシートを拭き、見物者が座
れるようにと配慮してくださいました。こんなことから15分遅れながら開会されました。途中からは青空も見え、
無事に終了までこぎつけました。

ここでは出演順に!~4団体を紹介します。


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武蔵流龍神太鼓 (むさしりゅうりゅうじんだいこ) 鶴ヶ島市


























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乾武神流川太鼓 (けんむかんながわたいこ) 上里町


























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川本重忠節踊り同好会 (かわもとしげただぶしおどりどうこうかい) 深谷市










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和太鼓Vie (わだいこ ヴィー) さいたま市











見学日:令和5年(2023)11月5日(日)

第31回ときがわもみじ太鼓まつり 3⃣

2023年10月18日 | まつり・イベント
第6打奏  郷芸 銀美露 (きょうげい ぎんびろ)  皆野町
郷土芸能「秩父の仲間 ぎんごうびろばあ」を略して、郷芸 銀美露とのことです。この日の曲目は「秩父
のまつり」で、秩父盆踊り唄、豊年巫女舞、秩父屋台囃子と祭り獅子で構成したものだそうです。






















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第7打奏  玉川陣屋太鼓 (たまがわじんやたいこ)  ときがわ町
玉川陣屋太鼓は、明治22年の村制施行により、玉川郷と日影村、五明村、太黒村が合併して以来100周年
を記念して、平成元年に作られた団体。かつての玉川郷は徳川幕府の直轄地で、玉川陣屋が置かれ、近郷
50余ヵ村を支配していました。陣屋跡には碑が建立されています。






















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その経緯は分かりませんが、急遽参加したときがわ町のチーム(チーム名は失念)です。当初は3名の予
定がこれまた急遽2名になったとのこと。元々予定にないチームであったことから玉川陣屋太鼓の後半の
時間帯(太鼓も)を使っての打奏でした。









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以上、参加7団体+アルファを紹介させていただきました。太鼓というとその力強さから男の人のものと
いうイメージがありますが、実際のメンバー構成は女の人の方が多いところばかりです。どなたかが、太
鼓は女性の方が似合っているといったようなことを仰っておりましたがまさにそんな思いで見学させてい
ただきました。

                                        《了》
見学日:令和5年(2023)10月15日(日)

第31回ときがわもみじ太鼓まつり 2⃣

2023年10月17日 | まつり・イベント
第4打奏  魁太鼓集団 (さきがけたいこしゅうだん)  富士見市
1980年夏、各地の太鼓を叩いてみたいとのことで発足。池袋の雑居ビルでの練習からスタート。その後、
川越、上福岡と練習場所を移し、現在は富士見市で練習しているようです。






















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第5打奏  乾武神流川太鼓 (けんむかんながわたいこ)  上里町
平成3年9月に上里和太鼓クラブとして結成、同年12月に「乾武神流川太鼓」と改名。上里町は武蔵国の
乾(北西)の方角にあたり上野国(群馬県)との境を流れる神流川に面することから名付けられた。
令和3年12月に上里町指定無形文化財に指定されました。






















                                        《続く》
見学日:令和5年(2023)10月15日(日)

第31回ときがわもみじ太鼓まつり 1⃣

2023年10月16日 | まつり・イベント


埼玉県芸術文化祭2023地域文化事業
第30回ときがわもみし太鼓まつり

日時:2023年10月15日(日) 11:00~14:00 (開場:10:00 10:30~10:55 開会行事)
会場:ときがわ町 玉川トレーニングセンター
主催:埼玉県 埼玉県教育委員会 ときがわ町 ときがわ町教育委員会 他

に行ってきました。

この『ときがわもみし太鼓まつり』は、旧玉川村地内の雀川砂防ダム公園を会場にして『玉川もみじ太鼓
まつり』の名称で開催されていましたが、旧都幾川村との合併により「ときがわ町」となった後は『とき
がわもみし太鼓まつり』と改称されました。また、会場は10年ほど前から現在の会場に移りましたが、第
28回(2020年)と第29回(2021年)はコロナ禍の影響で中止となりましたが、昨年の第30回から再び開催
されています。
今年の参加団体は地元2団体を含む7団体でした。




生憎の雨降りとなってしまいましたが、玉川トレーニングセンターの屋内が会場であることから打奏や見
学には影響はありませんでしたし、すべてが終了して帰るときには雨も上がり青空が見えていました。以
前の雀川砂防ダム公園の屋外ステージだったら傘をさしての見学となってしまったでしょう。


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第1打奏  一ト市祭り囃子保存会 (ひといちまつりばやしほぞんかい)  ときがわ町
江戸末期より受け継がれていたものの、昭和30年頃に途絶えてしまいましたが、昭和50年頃に太鼓の調子
を残した1本のテープが見つかり、これを手本に復活したとのことです。












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第2打奏  丘陵太鼓 (きゅうりょうたいこ)  東松山市
平成12年の春に発足したチーム。東松山市高坂丘陵のニュータウンの方たち中心の和太鼓団体





















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第3打奏  小川町仙元太鼓保存会 (おがわまちせんげんたいこぞんかい)  小川町
平成6年に小川町に発足したチーム。仙元太鼓の「仙元」は町内にある仙元山からとったもののよう
です。





















                                        《続く》
見学日:令和5年(2023)10月15日(日)

岡部とうもろこし祭り2023

2023年06月10日 | まつり・イベント


「道の駅おかべ」(深谷市岡・旧岡部町)で6月10日(土)・11日(日)の2日間
  岡部とうもろこし祭り2023
を開催とのことから本日行ってきました。
深谷市(主に旧岡部町)名産の『味来』の焼きとうもろこし、袋入り(1袋12本入り)の販売がありまし
たが、袋入りについては道の駅に着いた直後に売り切れのアナウンスが流れました。
※焼きとうもろこし 1本 250円  袋入り 1袋 2000円(税込み) 



焼きとうもろこしを求める人たちの行列 もっと後ろまで続いています


あまりのお客さんの多さで焼くのが間に合わないようです


並んだ甲斐がありました 


通の駅おかべに行くと必ず買って食べているねぎ焼きフライ 今回は販売元の名刺と一緒に記念撮影
とうもろこし同様にネギも深谷市の名産品ですが、とうもろこしが主に旧岡部町の名産品であるよう、ね
ぎは旧深谷市の名産品。しかし、合併により共に新深谷市の名産品ということに・・・



とうもろこし味来の幟が何本も・・・

訪問日:令和5年(2023)6月10日(土)

第62回寄居北條まつり

2023年05月22日 | まつり・イベント

天正18年(1590)、豊臣秀吉の指示によって小田原攻めが始まりました。それは今から433年前の
ことでした。本城である小田原城は10数万余の兵に囲まれ、支城は次々と落とされていきました。
北條氏邦の鉢形城も同年5月13日、豊臣方の前田利家・上杉景勝ら北国勢35000(その後、加勢を得
て50000)に包囲され、鉢形勢は城兵3500をもって籠城しましたが、1か月後の同年6月14日、城兵・
領民の助命を条件に開城し、氏邦は前田利家の預かりの身となり、金沢の地で没しました。
この鉢形城での攻防戦が戦国時代の終わりを告げる合戦でした。

そんな鉢形城の攻防戦を再現した「第62回寄居北條まつり」を見学してきました。今まではパレー
ドを含めての見学でしたが、今回は攻防戦のみの見学としました。
コロナ禍の影響で通常の開催は4年ぶりでした。一応昨年は開催されましたが、春の予定が秋に延
期されたうえ、規模も縮小し、パレードは市街地を避けて行われました。


鉢形城笹曲輪跡の「寄居北條まつり」の看板とのぼり旗
ここから正喜橋を渡って玉淀河原に向います



陣太鼓 武蔵流東松山太鼓 
もうひとつ太鼓のチームがありました。初めて聞いた名のチームでしたが名は失念



幾つもの大砲が鉢形城(跡)に向けて置かれています


武者隊が勝鬨を上げたり、三献の儀が行われる舞台です。昨年は攻防戦エリアの正面に設けられていて
攻防戦見学の邪魔をしていましたが、今年は攻防戦エリアから離れた場所に設けられています


寄居駅前を出発し市街地をパレードしてきた武者隊が攻防戦が行われる玉淀河原にやってきました
先頭は鉢形城主北條氏邦公 副議長が扮した年もありましたが、原則として毎回寄居町町議会議長が扮し
ています
武者隊の全部は紹介できませんので初参陣等の武者隊を中心にいくつか紹介したいと思います



いては八王子城主北條氏照公のようです 八王子城北條氏照隊の方が扮しているようです?


小田原北條氏初代北條早雲(伊勢宗瑞)公 被っている頭巾から間違いないでしょう
扮しているのは小田原北條手作り甲冑隊の方でしょう?


勝鬨を上げる北條安房守氏邦隊の寄居町議員団隊


応援部隊の 小田原北條手作り甲冑隊  
北條氏の本城にも関わらず後ろ姿の写真1枚だけでごめんなさい


応援部隊の 八王子城北條氏照隊  北條三兄弟の一人


八王子城北条氏照隊  鉄砲の銃口に何か付いていますネ 実はこれには仕掛けがありまして・・・


こちらも八王子城北條氏照隊


勝鬨を上げる応援部隊の 箕輪城手作り甲冑隊  箕輪城は色々な武将が城主となりましたが北條氏邦も
その一人  毎回参陣しています


応援部隊の 滝の城隊(所沢市)  北條氏照の八王子城の支城だったようです


応援部隊の ときがわ小倉城隊(ときがわ町)  国指定史跡比企城館跡のひとつ小倉城跡のPRに色々
な面から頑張っているようです  寄居北條まつりには初の参陣



応援部隊の  嵐山鉄砲隊  旗指物の絵は嵐山町の公式マスコットキャラクターの「むさし嵐丸」
甲冑の胸の紋は「笹竜胆」 畠山重忠とともに嵐山町ゆかりの鎌倉武士である木曽義仲の家紋ですね
寄居北條まつりには初の参陣



上杉景勝隊には Honda埼玉隊 まあ寄居町にはホンダの工場がありますからネ


真田昌幸隊  上州沼田手作り甲冑隊の皆さん  
寄居北條まつりには初の参陣です 左から2人目は幸村公か?


イベントと言えばどこでもこんな状況です 


寄居町長 町議会議長 観光協会会長のご三方で 息を合せて 3・2・1・・・


鉢形城跡の上空に狼煙が上がりました


伝令  ご注進! ご注進! わが鉢形城 豊臣連合軍に包囲されました 合戦の準備を!


三献の儀  長柄所役を務めたのは三鱗会のお嬢さんとのこと


セレモニーに気を取られていて攻防戦見学の場所取りをしてなかったものですから、攻防戦が始まった時
は既に場所がなく・・・


見物客の前がこんな状況では攻防戦が見られません


川の中に架けた橋の上で今回も一騎打ち お約束通り川に落ちました


残念ながら今回も攻防戦を見られず早めに帰陣しました 

見学日:令和5年(2023)5月21日(日)

和太鼓 蝶華〜Joker〜 in 酒蔵まつり

2023年02月28日 | まつり・イベント


2月26日(日)に、「晴雲酒蔵」と「帝松 松岡醸造」の2蔵元による『小川町酒蔵まつり』が開催
されました。
単独開催の時から毎回和太鼓演舞が行われる帝松 松岡醸造に足を運び、2団体の和太鼓を楽しんで
きました。
本投稿では『和太鼓 蝶華〜Joker〜』を紹介したいと思いますが、少しだけ 酒蔵まつりの様子も載
せておきたいと思います。




大勢のお客さんです。その大半は【飲んべー】さんでしょうね。会場で販売されているやきとりな
どを摘みに樽酒や瓶入りのお酒などを銘々に。
また、ここ中庭だけでなく庭園も飲食・休憩のために開放されておりました。




この長い行列は【試飲】のために並んでいる人たちです。
試飲するには試飲用の【オリジナルお猪口】(前売り800円・当日1000円=試飲代)が必要
です。何種類かのお酒が試飲できるようですが、飲まない私には何種類あったのかわかりません。




試飲会場はこの通りの混雑




こちらでは【樽酒】を販売(紙コップ1杯200円?) 【甘酒】は無料サービス




この列は「太田ホルモン」の【やきとり】を買うために並んだ客の列。【やきとり】と言っても鳥
ではなくぶ豚ですが。
「太田ホルモン」はテレビ東京の「「出没!アド街ック天国」に2回も出ている知る人は知る有名
なお店です。
他にも団子、すし、うどんなどの地元のお店が何店も出店していました。




売店の中もこのとおりです




『和太鼓 蝶華〜Joker〜』さんは東京都青梅市を拠点に活動している和太鼓の団体で、埼玉県内の
各地でも演奏しているようです。
私は今回初めて知った団体ですが、この帝松の酒蔵まつりでも何回か演舞しているとのことでした
し、ここ小川町での別のイベントにも参加したことがあるようです。
今回は午後の1回の演舞でしたがランダムに何枚か載せておきます。
「蝶華」と書いて「ジョウカー」と読ませるとのことです。




       







       



       



       

見学日:令和5年(2023)2月26日(日)

武蔵越生高校 和太鼓部『青龍』in 酒蔵まつり

2023年02月27日 | まつり・イベント


2月26日(日)に、「晴雲酒蔵」と「帝松 松岡醸造」の2蔵元による『小川町酒蔵まつり』が開催
されました。「帝松 松岡醸造」ではコロナ禍のここ3年ほどを除き毎年『酒蔵まつり」を行ってい
ますが、複数の蔵元による酒蔵まつりは初めてではないかと思います。この二つの蔵元と小川町駅
を結ぶ無料のシャトルバスが運行され、それぞれの蔵元で各種イベントが行われました。お酒を主
としたおまつりでありますが、飲まない・飲めないため、毎回和太鼓演舞が行われる帝松 松岡醸造
に行って和太鼓演舞を楽しんできました。

和太鼓演舞を披露してくれたのは2チームで、このうち武蔵越生高校 和太鼓部『青龍』は、オープ
ニング、午前の部、午後の部と3回にわたり演舞してくださいました。
3回の演舞からランダムに何枚か選んで載せておきます。














       









       





       

















       



       

       











       

       



見学日:令和5年(2023)2月26日(日)

萩日吉神社流鏑馬祭り 2023 ②

2023年01月17日 | まつり・イベント


萩日吉神社の流鏑馬は天福元年(1233)に平安末期の武将木曽義仲(源義仲)の家臣と伝えられる
明覚郷(現ときがわ町)の萩窪・馬場・市川氏と大河郷(現小川町)の横川・加藤・伊藤・小林氏
の7苗によって奉納されたことが始まりと伝えられ、近年は3年に一度、1月の第3日曜日に開催
されています。
朝早く大河郷の今年の当番家である伊藤氏宅での出陣の様子を途中まで見に行ってきましたが体調
を考え、当初は行く予定になかった「夕まとう」を雨の心配をしながら見に出かけてきましたので
その様子を・・・




萩日吉神社参道
時間がありましたので神社を参拝してきましたが今回は写真は省略します




大河郷の陣所
朝まとうを終えて夕まとうまでの時間を休憩しているようです




ことらは明覚郷の陣所
大河郷の陣所と道を挟んで向き合っています




萩日吉神社参道から見た萩日吉神社流鏑馬祭りの特設馬場
夕まとう(15:00ころから)までには2時間近くありましたのでまだ見物客の姿はありません




午後3時を少し回った所で夕まとうの一行が馬場末(到着点)から馬場に入ってきました。
定刻の午後3時に陣所を出たようです。
これより30分くらい前から雨が降り出しました。幸い霧雨でしたが、濡れるれることには違いあり
ませんので傘をさす方が増えました。




左側(写真では右側)が大河郷
右側(写真では左側)が明覚郷
大河郷の的は2枚を繋げたもの 明覚郷の的は3枚の板を繋げたもので矢が当たっても割れて落ち
ることはありません。




神官のすぐ後を、各郷2名の方が馬場に清めの塩を撒いて進みます。
その後ろを当番家の当主 矢取りっ子と介添え人(弓持ち)、的持ち、神馬・乗子、各苗・関係者
の方が続きます。




大河郷の馬と乗子
前回の投稿「萩日吉神社流鏑馬祭り 2023①」の中でも触れましたが、約800年の歴史を持つ萩日吉
神社の流鏑馬神事において女性の乗子というのは今回が初めてであろうと言われます。




肩に担いでいるのは夕まとうで射られる矢です
大河郷の矢羽根は赤・黄・緑の3色
明覚郷の矢羽根は白地に斜めの黒線・・・鷹の羽




馬場元(出発点)に向かう一行




馬場元(出発点)に着くと「ひき目」と「四方固め」が行われます。両郷とも乗子が陣羽織を片袖脱いで、一の
的を矢の先でこつこつと3回当て、山王様・東・西・南・北・中央と何本もの矢を射ます。
この矢を手に入れるとその家族が1年間幸福になると言われます。そんなことから馬場元(出発点)付近に多く
の見物客が集まっています
この後、馬場を両郷とも5回疾走します。
今年の一の馬は大河郷 二の馬が明覚郷で次回は入れ替わります。
大河郷は1回目の疾走では一の的を射り、2回目の疾走では二の的を、3回目の疾走で三の的を射ります。
明覚郷は1,2,3回とも三つの的を射ります。これは一の馬、二の馬が入れ替わっても変わりません。
4回目の疾走では両郷とも軍扇を広げながら走ります。
5回目(最後)の疾走は乗り払いを意味する「ノッパライ」で鞭を振りながら走り、これで馬場での一切の行事
が終わります。





「ひき目・四方固め」が終えますと両郷の矢取りっ子と介添え人(弓持ち)が馬場末(到着点)に
向って走ります。
大河郷の矢取りっ子は数本の矢を背負っていますが、明覚郷の矢取りっ子は手に一本の矢を持って
いるだけです。
こんなところにも両郷の違いがあります。




矢取りっ子と介添え人(弓持ち)が馬場末に到着し、馬場元(出発点)に合図が送られると一の馬
である大河郷の馬が走り出して一の的を射ります。




二の的、三の的は射りませんのでそのまま馬場末まで走ります。




続いて二の馬の明覚郷の馬が走り出しましたが、3つの的を射るために1本は弓につがえ、1本は
弓を持つ手に持ち、もう1本は口に咥えています。
3本の矢をすべて射ることが出来たか? それは見てなかったことにしておきましょう。




馬場末に到着した乗子から弓を預かった介添え人(弓持ち)と矢取りっ子は馬場末から馬場元へ
走って戻ります。




矢取りっ子と介添え人(弓持ち)が馬場元(出発点)に戻ったあと馬と乗子も馬場元に走って戻
ります。




大河郷の一の馬に続いて明覚郷の二の馬も・・・




ここでまた「四方固め」が行われ何本もの矢が射られます。
この後1回目と同様に矢取りっ子と介添え人(弓持ち)が馬場末(到着点)に向って走り、到着すると合図を待
って一の馬である大河郷の馬が走り、今度は二の的を射り射ります。
続いてニの馬の明覚郷の馬が前回同様3本の矢を持って3つの的を射るために走り出します。
3回目も同様ですが、大河郷の馬は三の的を射ります。
3回目の疾走を終えると矢取りっ子と介添え人(弓持ち)、馬・乗子も前2回同様に馬場元に戻ると「四方固め」
を行います。
4回目は軍扇を持っての疾走ですから、弓を使いませんので矢取りっ子と介添え人(弓持ち)は馬場元に残った
ままで、5回目も同様です。





4回目の疾走は馬上で軍扇を右に左に上に下にと走ります




明覚郷の馬も同様です




5回目(最後)の疾走は「ノッパライ」で鞭を振りながら走り、走り終えても馬場元には戻りませ
ん。




明覚郷の馬も当然ながら馬場元には戻らず馬場末で当番家当主などの関係者が戻ってくるのを待ちます。




馬場元(出発点)から当番家当主、弓取りっ子・介添え人、各苗の方など関係者は馬場を歩いて馬場
末に。




馬場での行事を終えましたので来た道を再び歩いて各郷に帰ります。




弓取っ子も馬に乗って・・・
曇天で一時霧雨も降りましたが幸い大雨にならずにそれなりに楽しめました。
果して3年後の萩日吉神社流鏑馬神事を見ることが出来るでしょうか??

散策日:令和5年(2023)1月15日(日)

萩日吉神社流鏑馬祭り 2023 ①

2023年01月15日 | まつり・イベント


3年に一度、1月の第3日曜日に執り行われる『萩日吉神社流鏑馬祭り』(埼玉県指定無形民俗文
化財)がこの15日に行われました。昭和30年代までは毎年行わたようですが現在は3年一度とな
っています。
萩日吉神社の流鏑馬は天福元年(1233)に木曽義仲の家臣と伝えられる明覚郷(現ときがわ町)の
萩窪・馬場・市川氏と大河郷(現小川町)の横川・加藤・伊藤・小林氏の7苗によって奉納された
ことが始まりと伝えられています。
この様に両町のHPやパンフレット等においてはこれら7苗は木曽義仲の家臣(遺臣)と伝えられる
と説明されています。しかし、義仲の家臣というよりは義仲の父である源義賢の家臣であったとの
説もあります。その理由をここで述べるのは省きますが、自身も義賢の家臣であったのではないか
と考えています。まあ、義仲は義賢の子供ですから必然的に義仲の家臣であったと言っても間違い
ではありませんけれど。
明覚郷・大河郷の当番家からそれぞれ神馬と関係者がときがわ町西平の萩日吉神社まで歩いて向い
特設馬場で流鏑馬を奉納するわけですが、大河郷は松郷峠という峠越えをして行きます。
今年の大河郷の当番家は「伊藤家」でしたので、出陣の様子を見て来ました。




伊藤家に着いたのはまだ夜の明けぬ午前6時台でしたがすでに関係者は集まっていました。




大河郷の今年の乗子は女性です。
約800年の萩日吉神社流鏑馬の歴史において女性が乗子を務めるのは初めてではないかとのこと
です。
※実際にはまだ暗いのですが明るく加工してあります。




いよいよ萩日吉神社に向けて出陣ですが、まだ午前7時前の6時40分頃。




まず伊藤家において「ひき目」




熊谷小川秩父線(県道11号)方向に向かいます




県道への交差点手前で「横川家」に向けての「ひき目」
他にも関係神様・氏神様に向けての「ひき目」




熊谷小川秩父線を少し歩いたあと再び路地に入り槻川沿いにある「日吉山王宮」前にて「ヒキメ」
※「日吉山王宮」の写真は失念




橋を渡り槻川の対岸の土手で「四方固め」・「ひき目」を行い対岸の日吉山王宮に向けて何本も矢
を射ます。




ここでは乗子の他にも家臣後裔の方なども矢を射ります。
日吉山王宮前には矢を拾うために何人もの方がいます。また対岸までと説かずに川に落ちる矢もあ
ることから川で待つ方の姿も。
※「日吉山王宮」方面のの写真は失念




日吉山王宮の対岸での「四方固め」・「ひき目」を終えると再び松郷峠に通ずる道に出て萩日吉神
社に向います。
その途中何カ所かでも「四方固め」・「ひき目」が行われることになっていますが、体調体力等の
問題もありこれ以上ついてはいけませんのでここで引き返しました。

写真・説明不足のところは、今回と当番家が違うとこからコースが若干異なりますが2017年の
    『萩日吉神社流鏑馬祭り』
を参考にしてください。

散策日:令和5年(2023)1月15日(日)