「宮本武蔵か眠狂四郎か、スパッと水を切ったらこうもなろかというような鋭い切り口」向田邦子さんが愛した水羊羹、「まず水羊羹の命は、切り口と門であります」とエッセイに書いています。夏になると寒天とゼラチンを使ったお菓子・・・コーヒーゼリー・黒糖かん・グレープフルーツゼリー・黄桃ゼリー・水羊羹・・・を作りました。
市販されている「餡」を使った私の水羊羹、とても向田邦子さんの「水羊羹」には及びませんが、遊び心で楽しみます。寒天だけなので「餡」が味を決めます。いつもより少し上等な「餡」を探しながら、味わいます。来年は流し缶を買い替え、切り口と角に挑戦しよう!