山歩き、渓歩き

以前の山のぼり、渓流釣りなどのふりかえりと最近の風景を織り交ぜて。

黒覆尾根 1

2020-09-23 21:01:47 | 登山

かって伊那側から南駒ケ岳に登る登山道があったようです。

起点の黒覆山には二回、終点?の田切岳には一回登っています。がこの間は登っていません。激藪で恐ろしく峻嶮な所と聞いていました。

それでも何時かはと思っていましたが、年々体力の衰えなどで無理かと半分以上諦めていました。

今年はきのこもダメで 四連休後半がいい天気なのでこれはチャンス、ダメもとでと思い切って行ってみることにしました。

今回は与田切川の上流シオジ平自然園(今はやっていない)の手前の閉鎖ゲートから早朝暗いうちから歩き出します

与田切川の流れ、きれいです。

 

中小川登山道入り口(今は通行禁止)

 

土石流で心配していたオンボロ沢の渡渉、荒れてはいますが飛び石伝いに対岸へ。

 

土管の場所が少し変わっているイヌ沢

 

イヌ沢上流、荒れてはいますがはじめ流れの脇を、後はジジグザグに登っていきます。

 

1919mの少し先ののコル。ここまでは以前一度通っています。今日は田切岳方面へ。いきなり笹薮を漕いで行きます。

 

たまにこんなところもあり歩きやすい


いくつかのピークも越え休み休みながら、かなり登ったようです。百閒ナギや南駒、田切岳などが望めるようになりました。

 

相変わらず笹薮漕ぎです。

 

こんな岩峰もあり尾根通しにはとても行けません。

 

こんなにはっきりとしたふみ後。こういうところはみな同じと所を通るからか?

 

草原のようなところに出て、戻るようにピークに向かいます。

 

クロマメが群生、しばらくつまみ食いの時間です。疲れた体には甘酸っぱくて美味しいです。

 

かなり古い苔の生えたロープ、いつごろのものだろう?

 

こんな断崖のような斜面のトラバース。落ちたらタダでは済まないでしょうね。

 

 

シャクナゲを中心としハイ松も混じる藪、これも漕いで行くしか前に進めません」。

 


2580m少し過ぎたあたりか?縦走路を少し外れた緩やかな傾斜地にテント設営、これが良くなかったか?

夜間にずり落ちてテントはひしゃげポールが折れました。


翌朝の夜明け。今日も天気はよさそう。

 

朝日の当たる田切岳と空木岳。

 

一旦下ってこれから登るところか?まだあんな所があるのか?

 

古くさびたワイヤー。大丈夫でしょうか?

 

ここには二本の鎖。他にもありました。

 

振り返ったところ。あんな岩峰は迂回するしかしょうがありません

 

倒れこむように振り返って。遠く雲の上は南アルプス?尖って目立つ山は乗り越えてきた2580m峰?

 

まだ田切岳までは大分登らなければなりません。ハイ松漕ぎが大変。

 

百閒ナギと擂鉢窪避難小屋。後ろは南駒ヶ岳

 

あれは赤梛岳、それまでに田切岳へも登らなければなりません。ハイ松漕ぎが大変

 

ヒョイといった感じで石積の田切岳山頂、バックは空木岳。これで2度目で懐かしいです。

ルート図はこちら 

     (続き、黒覆尾根2はこちら

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2 コメント

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本多勝一さんの「愉しかりし山」 (たかとう)
2021-12-13 20:51:05
初めてコメント差し上げます。新潟市のたかとうと申します。1970年ころでしょうか?山と渓谷に連載された本多勝一さんが高校時代に上ったルートの写真を見たくて検索、たどり着きました。
昭和20年代、高校生数人と先生一人でこんなコースを、たぶん貧弱な装備で11月あたりに上った冒険記とも言える山行記です。
きれいな写真と実際に歩いたお話、楽しく見せていただきました。
登山、お気をつけてください。
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Unknown (深山渓人)
2021-12-16 19:03:10
たかとう 様コメント気づくのが遅くなりました。

もう1年ほど前になりますか。

いくつかの藪山?やっているのですが私にとっては最強の部類の一つです。

もうアホなことできなくなる年になりました。
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