山歩き、渓歩き

以前の山のぼり、渓流釣りなどのふりかえりと最近の風景を織り交ぜて。

中の川

2022-07-25 08:29:08 | 登山

釜無川の上流、右岸の一大支流です。アプローチが大変です。

かってこの中の川を詰めて鋸岳を周回したことがあります。

上流部は釣り区間は短く数は少ないですですが、大物が釣れ大変な思いをしてでも何度も行きました。

しかし2019年の台風で (2020年に行ったところ)渓は大荒れ、川はもちろん林道もずたずたに流され、

見るも無残になり魚影も消えてしまっていました。

もう2度と行くことはないと思っていましたが、なぜか今回またまた行くことになってしまいました。

早朝から釜無川のゲートを出発、釜無林道をはじめチャリで、黒川出合いあたりからは坂道も多くなるのでここにデポ。

 

後は中の川出合いまで歩き。右釜無本流、左中の川

 

今回は中の川林道は行かずこの林道と中の川の間の尾根を登ります。

ここは結構急斜面です。急だからえらいが 距離は短くまさにショートカット道。

 

 

1時間ほどで大平牧場跡に出ます。

 

中の川林道を進みますが崩落地。

 

前回来たときは中の川と林道がクロスする所は完全に流されていましたが新たに道が作られています?

(その後の林道も崩壊地だらけなのに??なぜ直したのか??ま利用させていただきますが)

 

しかしその後林道は大崩落地。

 

ここも林道は削り取られて亡くなっています。林の中を巻きます。

 

ここも道は流されています。

 

ようやく大岩沢出合いでかっての林道終点ですが林道はなく渓へ降ります。

 

両岸がつるつるに磨かれた渓を登って行きます

 

こんなところもありますやはり魚影は全く見られません。

 

上流は滑滝や樋状の滝などが現れますがこれでは魚は住めないでしょうね。

七ツ釜手前で引き返します。

帰路、再び厄介な林道崩壊地を通り越し大平牧場跡に戻ります。

帰りはショートカットの急尾根はつかわず、九十九折状の中の川林道をくし刺しにして中の川出合いへ。

黒川出合いからはデポしたチャリでゲートへ。

 

 

のど元過ぎれば・・・でやっぱり来てしまいましたが、渓の復旧はまず無理でしょうね。

単に渓が荒れているだけでなく、年による体力 意欲の低下でこんなえらい思いをする渓にはほんとうにもう二度と行くことはないでしょう。

詳しくはこちらへ


旧道?小川山

2022-07-09 10:20:13 | 登山

不動滝のほうから瑞牆山へ登る時

不動沢の1890mあたりで右瑞牆山、左小川山なる古い標識があり、以前から気になっていました。

(先日のこと)

 

はじめ不動沢の駐車場から登山道を進んでいきます。

 

小一時間ほどで不動滝

 

30分ほどで分岐、左小川山のほうへ行きます。

 

ほんの20メートルぐらいは踏み跡もしっかりしていますがその後は不明。

 

みんながここで引き返し踏み跡が2度踏みになり明瞭なのか?

その後は踏み跡ははっきりしません。

 

 

突然古く朽ち落ちた小屋が現れます。なんだか気味が悪い。右側を回り込んでいきます。

 

沢の両岸を行ったり来たりで登って行きます。

 

2150mあたりで左側の苔むした斜面にかなり古いながらも踏み跡?のようにも見えますが獣道か?

 

もうすぐで稜線だろうと右側の斜面を適当に登って行きます。

 

分岐から1時間半ほどで八丁平から小川山への一般縦走路に出ます。靄が立ち込めています。

 

展望所からの瑞牆山。雲が少しかかっています。

 

小川山です。何度目だろう。林の中で展望もなく引き返します。

 

帰り、予定では瑞牆山東尾根を行くつもりでしたが、途中に水晶の目立つところがあったので同じところをピストン。

 

帰路ちょっとした広場の先、念のため進入路がわかりやすいようにシャクナゲの枝を折っておいた所です。

 

一般道に合流して、ししくい坂 近く?の岩。

 

途中大きな岩で外岩クライマが取り付いていました。見ただけで怖そうですが・・

 


あのルートが本当に標識どおりの小川山への旧道だったのか??


チョキ

2022-07-07 16:47:47 | 登山

チョキ

(これは昨日の)

台風が通り過ぎて  少し天気が良くなりました。

最後のイケマでも採りチョキへ。

駐車地から瑞牆山

 

ゲートのある林道から歩き。ここは右へ。以前左へ行って迷ったことがあります。

 

チョキがみえています。

 

4つほどカーブを過ぎもう少しでチョキへの登山口。

 

はじめは傾斜はそれほどでもないです

 

一段乗り越えて。


傾斜がきつくなり

 

三角点のある山頂、山頂標識は小さくかわいらしいの。

 

虫が多く早々と下山。

途中でイケマ採りももう時期的には遅くほとんど細いのだけでした。

後方から名古屋から来た二人連れが。金峰山表参道、八幡尾根周回だそうです。

ご苦労様でした。

 


大ナジカ峠を経て鳳凰山へ

2022-05-29 18:46:53 | 登山

山の会の例会山行

本当5月28.29の金土日でしたが金曜日は天気が悪く1日ずれて土日になりました。

この結果私も参加できるようになりました。

ロートルによる難所越えです。

初日 小武川上流青木鉱泉近くから出発です。

 

まず御所山目指して急な斜面を登ります。先に見えているのは雨量計。


急登の末、御所山。三角点です、1892.4m

 

千頭星目指す途中、富士山が見えます。

 

気持ちの良い笹原の中を進みます。天気はすこぶる良好。

 

千頭星 2139m。ここにも三角点があります

 

難所の大ナジカ峠へ。あの大崩落地の横を通ることになるのですが?

 

その前に大ナジカ峠への急斜面を下りますが・・ロープもいくつかあります

 

ここも怖い。

 

ようやく気持ちの良い大ナジカ峠です。

 

この大崩落地の左側の急斜面を苺平目指します。急登ですが恐怖感はあまりありません。

 

苺平です。やっと鳳凰山の一般縦走路に出ました。

 

ちょと寄り道をして、辻山へ。眼前に白根三山が見え大展望です。

 

南御室小屋につき一息ついているところです。

 

翌日、稜線登って薬師岳です。

南アルプスの山々がきれいに見渡せます

観音岳目指します。

 

観音岳?

 

観音岳から見た地蔵岳。後ろは甲斐駒。

 

薬師岳を振り返って。後ろは富士山。

今日は地蔵岳をパスし中道を青木鉱泉方向へ。

大きな御座石です。まだここから青木鉱泉まで2時間40分。長い下り。

 

ようやく林道に出ました。(中道の登りは4時間半です)この後林道歩30分ほどで駐車地へ。

 


最難所の大ナジカ峠への下り、登り。かなり険しい所でした。

二日間、晴天に恵まれ展望も良く充実した山行でした。皆さんご苦労様でした。


塔岩坊主山 ( ダース山??)

2022-05-23 20:20:13 | 登山

今日は後期高齢者保険料納付手続き、長い間使われていなかった?通帳の処理手続きなどでまず銀行、続いて市役所。

その後は眼鏡の度が合わなくなってきたので眼鏡屋さんへ。


天気も良いし少し時間があるので、近場の塔岩坊主山へでも。

甲府昇仙峡東の竹日向集落へ。もう3~4人ほどしか住んでいないと。ここから林道へ。

 

すぐに左側壁にお地蔵さんが何体も、

 

林道終点です。右側に山道がありますが、こちらへは向かわず。

 

まっすぐ小沢沿いの斜面を進みます。

 

いくつか小尾根や小沢がありますが、たしか右回りだったはず。

 

今日は地図もGPSも持ってきていません。適当に上へ登って行きますが結構急、大岩もいくつかあります。

 

ようやく尾根筋に出ましたが、ここはどのあたりか?間違えて少し逆方向に行ってしまいました。

 

ロープの張ってあるところで気が付き、戻って鉄塔のある所に出ました。

 

ここは地図上では天神峠になっていますが。本当に交差し峠らしいのは1030mよりも東です。

 

この鉄塔から逆九の字に曲がりながら少し西へ行くと塔岩坊主山。

眺めは良く茅ヶ岳や曲岳、黒富士なども見えます。手前は羅漢寺山、覚円峰。

 

 

さらに下って馬頭観音のあるダース峠、ここからは山道を行きます。

 

先に来た林道終点です。ここからブルブラと車止めへ。

 

短時間ですが前半は結構大変でした。この辺りはもう何回も登っているのですが、いくつかのルート取りが考えられ面白いです。でも熊に出会ったこともあります。


津金山地の山々

2022-05-04 20:32:49 | 登山

津金山地の山々

山梨県富士川の上流 釜無川から北に分かれた塩川の西側の山々

登った順に 斑山、雨竜山、比志の塒(トヤ)笠無、海岸寺山とぐるっと回ってきました。


まず海岸寺峠にに自転車をデポしておきます。

出発は須玉町東向きの多麻トンネル西出口から。トンネル上あたりの三角点の寄っていきます。

 

途中 シロヤシオですか?

 

斑山の手前の1090m方近くにある石の祠、斑山の烽火台跡とか?

 

長い急な登りのあと、斑山です1115m。ブリキのトタンの朽ちかけた小屋が気になるが?

 

その後下って車道 越道峠に出て反対側の尾根を登って雨竜山1224,9m

 

伐採地の横の急降下で林道比志海岸寺線へ。大尾根峠からまた反対側の尾根登り。

 

途中やや乾燥気味のキノコ?この時期 姿かたちはハルシメジだが、こんな唐松林に出るのかな?

 

その後は岩の多い、ちょっと怖い尾根登りのあと 1450mの比志の塒の西端にたどり着き

 

南西にある1453m4等三角点比志の塒までピストン。

 

戻って笠無のほうへ向かいます、途中にある岩稜帯の摩利支天  です。金峰山や瑞牆山が見えます。

 

次、みはらし展望岩のピークはトラバースして、笠無へこの辺りの最高峰で1476m三角点です。

 

ずーっと下って、1124,4m海岸寺山です。

 

すぐに海岸寺峠です。ここにデポしてあるチャリで多麻トンネル出口の車の所までくだります。

 

9時間ぐらいの長くアップダウンの多い山歩き、後半はもうヘトヘト。やっぱり体力低下は否めません。

ルート図はこちら


和尚殿2

2022-04-30 19:55:03 | 登山

前回 和尚殿に行ったときは1386峰から下って行きました。

奇岩群の途中で岩稜通過が困難となり東側の谷筋に降りてしまいました。

しかも急斜面のため何回もロープを出す羽目にもなり、なんとなく不本意さが残ってしまいました。

今回は山菜採りも考えていましたがあまりにも良い天気な為、再チャレンジ。

今度は逆に下から登って行くこととしました。途中で無理なら引き返せばいいと考えていました。

まず前回チャリをデポした昔の校庭跡の端の方から尾根に取り付きます。

 

はじめのうちはなだらかな尾根筋を登って行きましたが、いよいよ岩が現れだいました。

 

これは?なんだかイルカのようにも見えます。

 

これは?親子亀かガマガエルか?

 

あの右下の細い棚のような所を行きます。

 

オベリスクのような岩が見えました。

 

あれは?何でしょうか?

 

オベリスクの上側に出ました。

 

いくつも岩が並んでいます。

 

上から眺めた所。高度感があります。

 

あれは?あれこそ耳にも見えるが?あそこへ行くまでが大変。

 

岩を乗り越えていくのは大変でいくつか小さく巻きました。でもこれも怖い。

 

何とか前回来た赤い標識?のあるところ。ここまでくれば安心。

 

1386m峰へ。

 

西へ。あの岩で二手に分かれます。前回は右行ったので今回は左へ。

 

途中に みみ石 がきれいに見えるところがあります。

 

和尚殿の奇岩群もほぼ全体が良く見えます。あそこを通過してきたのです。

 

さてこちらの下りも なかなかすんなりと行きません。かなりの急斜面があります。

 

何とか車道に出て、テクテク歩き。やっと出発点の校庭跡が見えました。

 

やっぱり下から登って行くと何とか通過ができるものです。帰りにはワラビも少し採ってきました。

 

ルート図はこちら(岩場ではかなり右往左往しています

詳しくはこちらへ

 


和尚殿

2022-04-23 15:19:39 | 登山

先日 みみ石 へ行ったとき和尚殿の奇岩の所へは寄らなかったので

ここだけを目的に、周回できたらと下山予定地にチャリをデポ。

前回と同じところに駐車し林道を進みます。導水管のそばを通って。

 

登山口です。

 

これは人工物?自然石?

 

前回沢状斜面を詰め間違えたので 慎重に行きます。あの岩の左を行くのですが、

 

今回は早く左へ行きすぎて、小尾根を巻き・・

安全そうな沢筋を詰めます。

 

二俣になりましたが、右側へ。比較的楽に稜線に出ました。

 

コルで戻るように右へ行き、1386mの和尚殿三叉路です。

 

左の奇岩のある尾根へ向かいます。途中富士山の見えるところも。

 

奇岩群が見えだしてきました。

 

かなり急な崖です。

 

岩の横から恐る恐る覗いてみます。

 

どうも和尚殿と書いてあるようです。少し先へ行きましたが先へ行けそうもありません。

 

少し戻って東のほうへ。と言っても、急斜面です、立木がそれなりにあるのでこれを頼りに・・

 

滑り落ちそうで怖い。お助けロープをを出しこれを頼りに下ります。

 

やっと安心できる所へ出ました。

 

炭焼き窯です通気口のようなものもあります。

 

廃林道に出て振り返り和尚殿を見上げる。

 

上黒平の集落に出ました。少し歩いて チャリ デポ地へ。

 

ちょっと高を括っていましたか? 、かなり怖い思いをしました。

ルート図

少し詳しくはこちらへ


みみ石周回

2022-04-17 18:29:08 | 登山

 甲斐百山のようですが  準バリエーションです。

みみ石まではまずまず、その先 オノウチ沢へ降りるところから1660mまでが特に大変。

黒平の林道支線から出発。冬季通行止めでしばらく歩き。

 

ここからが本来の登山口。

 

石の祠が

 

炭焼きの窯跡

 

なんだか急な沢を登る羽目に。少し間違えましたか?


やっと尾根に出ました。


その後は尾根歩きですが、ほとんど登りで急なだけでなく怖い所も。

 

みみ石近くです

 

みみ石1664m、遠く八ヶ岳ですか。

周回ですからその先に行きます。踏み跡らしきものはあるのですが・・


シャクナゲの藪も。

 

これは?熊の仕業か?

 

苦労してオノウチ沢に降りましたが。二俣がいくつもあり

沢筋を下ったり小尾根を登ったりと右往左往、急な所はザイルも出しました。

 

 

こんな沢を詰めましたが?

 

1660m大株か・

 

大株から南下し1514,6mの三角点 舞台に寄ります。

 


一旦戻って怖いトラバース後 沢に出て何回か渡渉、少し間違え変な沢に入り込み脱出に急斜面登り。

 

そして1386mの和尚殿に回ります。(特異な岩峰はもう少し南にあります)

 

ここから西の尾根を下り登山口に通ずる林道に降りて、朝の登山口にようやくつきました。


みみ石 までは2時間少しで、安心しましたが、その後が行けません、


GPS、地図、コンパスも持っているのですが迷うことが多くなかなか疲れました。


ま、ちょっと欲張り過ぎましたが、誰にも会うことのない静かな山歩きでした。

ルート図 (今回はJPG画像で少し解説も加えました)

 

詳細はこちら

 

 

 

 

 


飯森山、大日岩、鷹見岩

2022-04-09 18:04:58 | 登山

金峰山には何度か登っているのですが、途中のこの三つは登っていませんでした。

今回はまとめて周回で登ってみようと計画しました。


まず瑞牆山荘からの富士見平への登り。

 

尾根に出て瑞牆山の展望所。

 

富士見平小屋。この辺りも雪はありません。

 

少しずつ雪が出てきました。右 金峰山方面、左尾根筋 飯盛山へ。

 

次第に雪が多くなり軽アイゼンをつけます。

 

何とか飯森山山頂。

 

そのまま通り過ぎて八丁平方向へ。雪はかなり深い。

 

膝上まで潜り込みます。駐車場の様子でワカンを置いてきたのが悔やまれる。

 

ツボ足でのラッセルには参りましたが、何とか八丁平への縦走路へ。

 

大日岩方面へ登って行きます。雪も結構深いが、厄介な所もあります。ここを跨ぐ?

 

両側が切れ落ちた細い尾根、ここに行くにも下りの急斜面。ロープも中途半端?

 

こんなガレ場も。

 

でも眺めは良い。

 

大日岩の先への縦走路がわかりません。なんだか上のほうへ追いやられて・・

恐る恐る登るが心配でロープを出そうとしたが、ザックを落としてしまい、回収してまた登り直し。

 

大日岩の上部へ。結構急な登り。

 

大日岩の上に出てしまいましたが、反対方向へは回れません。また同じ急斜面を降りる羽目に。

 

何とか本来の縦走路?らしい所を見つけ、やっと安心できる所に出ました。

 

大日小屋です。

 

次は鷹見岩、 最後に鎖場がありますが まず安全。 眺めはすこぶる良いです、八つをバックに。

 

 

こちらは瑞牆山

 

富士山も。

 

金峰山も。大日岩も見えます。

 

あとは下って、ようやく富士見平小屋。

 


飯森山から大日岩までは雪も深く大変でしたが何とか予定通り回ることができました。

久しぶりに雪の中での悪戦苦闘でした。

 

ルート図