山歩き、渓歩き

以前の山のぼり、渓流釣りなどのふりかえりと最近の風景を織り交ぜて。

大井川東俣3段攻め 9

2006-08-27 18:14:24 | 渓流釣り

大井川東俣3段攻め 9


 それでも竿を出してみるが、やはり出ない。時計を見るともう1時、タイムリミットだ。記念撮影だけして、滝上にも行きたい誘惑を振り切って、少し下った瀬近くで昼飯とする。

ビールとイワナの刺身と冷やし素麺だ、あまりゆっくりと休む間もなく一目散に下りだす。途中、沢に架かっている倒木に大きなマスタケ、少し持ちかえることとする。

白峰沢を少し下ったところで、登山服スタイルで竿を出している人に会う。三国沢を詰めて三峰、そして塩見の方へいくとのこと。靴もザックもクラッシックの登山者だ。あまり高級そうでない竿、餌はわずかなイクラ、それでも買い物用のビニール袋に数匹、型のいい岩魚を入れていた。

 もうこんな時間で、どこに泊まるのかと聞けば、少し先の河原で早めに休むとのこと。3時前であった。かなりの年のようである。一人で何日も気ままに、あまり他人のことばかり言えないが、どんな人だろう?いつか自分も三国沢を詰めて間ノ岳に登ってみよう。

 この釣人と別れて池の沢近くまで来ると、とてもこんな山奥に似付かわしくない、にわかフライマン、そんないでたちの二人と出会う。聞けば、昨夜池の沢に泊まった彼等だとのこと。すこし下ると、その仲間の女性が一人、すこしはなれて、もう一人、ルアーをやっていたがまったく釣れないとのこと。

 他の仲間は池の沢の河原でテントを張り、そのそばで焚火をしていた。シュラフや衣類を干し、食器類も無造作にひろげて実にのんびりとした光景だ。池の沢池からこの河原まで半日とはいったいどんなスケジュールだろう?

赤木沢 

2006-08-25 22:17:33 | 登山
     赤木沢 8,22  No 2

      黒部の赤木沢でのひとこま

天気予報はあまり良くなかったので 、赤木沢はsiro & kuro さんご夫婦と小生の3人だけのようでした。

天気はごらんのように申し分ありません。

これでもか、これでもかの 美瀑オンパレード!
十分に堪能しました。

これはkuro さんから送られてきた画像です。お二人は実に楽しい方で、ネクラ
でマイナーな源流・・師をも、お仲間にしていただきました。

?お二人のHPでの交友関係には羨望のまなこです。


有峰,真川の枝谷岩井谷、黒部の赤木沢

2006-08-23 16:42:12 | Weblog
     有峰,真川の枝谷岩井谷、黒部の赤木沢

     涼を求めて(岩魚か?)

 沢の中にいる間は天気が良かったが、毎日雷、夕立とヒヤヒヤモノでした。

赤木沢はきれいで、楽しいところでした。岩魚も手づかみできたし。

      siro & kuro (←ホームページ)さんご夫婦ともご一緒させていただきました。

詳しい写真は、ホームページの別アルバム、赤木沢をご覧ください。

夏の川 その一部

2006-08-19 18:56:29 | Weblog
       夏の川 その一部

        夏も後半、ギラギラと輝く、暑さも過ぎようとしています。

     その夏の風景、川編の一部です。



        次回は 源流に涼を求めて とでもしますか。

              飛越へ 取材に行ってきます。

納涼夏祭り

2006-08-17 19:01:46 | Weblog
         納涼夏祭り

  隣組自治会の 納涼祭り
 役員ともなると大変ですね。準備が。

ヨーヨーや金魚すくいのおじさんになるのです
でも缶ビール片手と、そこは気楽なものです。

盆が過ぎると、夏も終盤です。

大井川東俣3段攻め 8

2006-08-13 18:54:37 | 渓流釣り
        大井川東俣3段攻め 8




   咋年来たところは、もうとっくに過ぎた。しだいに釣れだす。魚もあちこちで跳ねだす。暖かくなりだしたからだろうか?ここの魚は寝坊だ。

またゆっくりと釣っていると、魚止メ滝迄行けなくなる。竿を持ったまま飛ばす。滝の沢も少し覗いてみたいが、これもあきらめ大滝をめざす。

 いよいよ、淵、落ち込みが続き、釣趣も高まってくるが、時間が気になる。両側の山が急に狭まって、大淵が続き、振込めば確実に出てくる。型も良い。

 大岩をよじ登ると、大滝の真下に出た。滝は二手に別れ一方は滝壷らしきもの無し。他方の滝壷もそれほど大きくなく倒木がかかっている。何となく拍子抜けだ。
 それでも竿を出してみるが、やはり出ない。

大井川3段攻め 7

2006-08-12 20:48:29 | 渓流釣り

      大井川3段攻め 7


 明け方、寒さで目が覚めた。4時半、少し寝過ごしたか。いそいで朝飯を食べ、テントはそのままにして、サブザックで出発する。5時1O分。

咋日1度通っているので歩きやすい。しかし初めての所になると、ルートフアインディングに苦労する。

段差がきついが沢の中を下るほうが確かだ。やっと平らになり、踏み跡もしっかりしたところに出る。

しばらく行くと薄暗く繁った林のなかに小屋が見える。こんな奥まったところでは、咋年は見つけられなかったわけだ。

 ここまで来れば一度通ったところだ。林を抜け、河原に出ると、下流の方で焚火の煙が見える。人影は見えない、誰かがいる可能性がある。下流から見られないように、少し背をかがめて上流へ行く。

竿を出したい誘惑にかられるが後続者に追い付かれる可能性もあるし、それよりもなによりも、大滝まで辿り着けないかも知れない。じっとがまん。

 竿を出したのは新蛇抜沢アタリからだ。咋年もこの辺りから釣れだした。が、釣れるのは小物ばかり、毛針に替えたりするが、大物は来ない。咋年いい思いをし過ぎて、期待が強すぎるのか?

白根沢を過ぎる頃から、ポツポツ大物が混じるようになってきた。

大井川3段攻め 6

2006-08-08 20:27:50 | 渓流釣り
         大井川3段攻め 6


その後しばらく林の中を下りていくと、小さな涸れた河原に出た。すぐに池の沢池だった。水は少なく、干上がった岸辺には獣の足跡が目立つ。

左岸の方から小さいが、水量は十分な沢が流れこんでいる。かなり冷たい。ここを幕営地として、池から一段高い河原にテントを張る。

 竿を持ってテン場をあとにしてさらに池の沢を下る。三〇分ほど下り、落ち込みで竿をだすがアタリなし。渓相はいいが、段差が急で魚もここまでは登って来れないのかもしれない。

もう少し下ってみよう、帰りのことを考えると4時ころまでは粘れるだろうと、竿をだすがやはりアタリなし。しだいに薄暗くなり、何となく心細くなるので引返すこととする。

 いくときよりも帰りの方が、周囲のことが気になり不気味さを感じる。帰りは1時間、明日の帰りの時の計算に役立つ。テン場についてからはたき木を集め、火を燃やし、沢水でビールを冷やし夕飯の用意を始める。

 もう暗くなり始めた頃だというのに上流の方から10名前後の集団、若者ばかりの男女混成。「白根三山を縦走して池の沢、大井川、転付へ向かう、今日は大井川まで出る予定だったが、暗くなったのでここで野営をする」とのこと。

テントを3つ干上がった岸に張り始めた。大きな鍋、釜持参である。こちらは焚火の近くでコンパクト・ガスストーブで夕食。疲れのせいもあり7時半頃には眠りに就く。

大井川3段攻め 5

2006-08-06 14:24:00 | 渓流釣り
       大井川3段攻め 5





12時15分、やっと大門沢下降点に着く。小屋から4時間強、ペースオーバーだ。鐘のある下降点では何組かの登山者が休んでいた。ほとんどが北岳の方から来た人たちだ。ここで充分休み、記念写真もとってもらった

 再び重いザックを担ぎ広河内岳をめざす。小さい頂のアップダウン後、四方の眺めの良い広河内岳へ着く。

池の沢への降り口はどのあたりだろうかと地図を見ていたら、白剥、大寵岳方面から来た男女のペアが、「この下の方だ、今朝水汲みにいったら、何となく踏み跡があった」と教えてくれた。彼らは転付峠から来たが、この間誰にも会わず、他人と話をするのは久しぶりだと色々話し掛けてきた。

彼らと別れ、教えられた方へ下っていったが粗い砂礫の斜面で、苦労する。ときどき振返って頂をみると彼らはまだ休んでいるようだが、それもしだいに見えなくなる。
 灌木の林のなかに入ると踏み跡はあるが、あまりしっかりとしたものでない。まだ水の流れは見えない。

イバラ、アザミ等の繁るなかを進んでいくといつしか水音が聞こえてきた。彼らはこんな所まで降りて、また登っていったのだろうか?かなりの高低差だ。