山歩き、渓歩き

以前の山のぼり、渓流釣りなどのふりかえりと最近の風景を織り交ぜて。

黍生谷、渓の恵み 6

2006-06-25 07:45:24 | 渓流釣り

     黍生谷、渓の恵み 6

 車に戻ってゆっくりと昼飯を食べ、帰りは幕岩川の支流へ寄り道する。

ここもいつもならワラビが顔を出している頃だが今日は一本も出ていない。

 奥の小沢を覗いてみるとすこし伸びだしたコゴミ。

沗生谷 渓の恵み 4

2006-06-21 20:12:34 | Weblog
    沗生谷 渓の恵み 4


   透き徹るような緑色のワラビ。

 すこし下ると林道に出たが、村人らしきおじさん達が斜面でウドとりをしている。
    私も遠慮しながら何本か採る。

話によると今年は雪が多くてかなり遅れているとのことだった。

沗生谷  渓の恵み 2 

2006-06-18 21:07:22 | 渓流釣り
 沗生谷  渓の恵み 2 

えん堤を2つ越える頃にはすっかり明るくなり、本格的な釣りの開始。 ときどきアタリはあるが、型はあまり良くない。昨年大水でも出たのか?河原には大石がゴロンゴロン、かなり荒れている。

 そのうち両岸も狭まり、雪渓も現れ出した。しかし出てくる魚はますます小型になる。天気も予報に反し、小雨が降り続く。少し早いが竿納。
魚を処理し下り出す。

 ふと横を見ると倒木にキノコが群生。この時期に? 濃い黄色から茶色のかさで、大小株立ちしていて、すこしヌメリもあり甘い香りがする。
 そういえば釣り上がってくる時いい匂いが漂っていたような気がする。エノキに間違いないと思うがイマイチ自信がなく、採るのも大雑把になる。

 帰宅後調べてみるとやはりエノキ茸!  残念、もっと丁寧にとれば良かった。
 あの、スーパーでパック詰めにされた白いモヤシ状のものからは想像もつかない立派な天然のエノキ。それでもビニールの小袋にいっぱい採っていた

黍生谷 渓の恵み 5月21日(ある年の) 1

2006-06-17 13:51:21 | 渓流釣り
 黍生谷 渓の恵み 5月21日 1


 ゴールデンウイークの喧騒も一段落した五月のとある日、今日はいつもと少し変わったところへと岐阜益田川源流、漆生谷をめざす。

 降っている雨も天気予報では午前中にあがるとのこと、ルンルン気分だ。
 開田高原を過ぎ、長峰峠越えるころには雲間から月の光も漏れ出す。車止めには四時前についたがまだ少し暗い。

 ゆっくりと支度をして、ヤブをかき分け、白泡まく流れの脇に降り立つ。
 まだ道糸はうまく見えず、空にかざしながらチチ輪をつくり、穂先につける。ミミズも手探りで鉤に、そして投入。矢羽根はもちろん見えない。

 うん?来たかと思うと、仕掛けが下流の流れ出しでピョンピョン浮いているだけ。これではダメ。

 いつもながらどうしてこんなに焦るのだろう。腰を据えなおしゆっくりと上流へ向かう

某月某日某谷での岩魚釣り

2006-06-15 22:29:27 | 渓流釣り
    某月某日某谷での岩魚釣り

さる某月某日、某谷での岩魚釣り。

強風とバラシばかりであきらめムードだったが、最後のこの滝ツボで帳尻を合わせました。
33cmを筆頭に尺物4匹、しめて11匹、バラシの半分も取り込んでおけば言うことないのだが。まあこれで良しとしなければ・・・

早速、刺し身と岩魚汁に変身。この日の岩魚汁は特別に美味しかった。

奈良田越、大井川源流釣行 18

2006-06-12 19:48:46 | 渓流釣り
 奈良田越、大井川源流釣行 18


いつの間にか明らかに見覚えのないところも過ぎ、かなり下った所で林の間から河原が見え隠れするようになる。

水量がいやに少ない?この辺から踏み跡は急にジグザグとなって、河原の方へ下っている。そして突然消える。河原は近い、と強引に斜面をずり落ちるように、木にぶらさがりながらおり下る。
河原に出ると、少し上手に見たような堰堤がある。なあんだ、取水口よりかなり下にでたのだ。これで難関も一気に飛び越えたのだ。車止めまであと少し、急に安堵感が沸いてくる。

 時計は二時半。木陰に荷物を下ろし、崖からしたたり落ちる水で充分に喉を潤し、着ているものを全て脱ぎ、小さな流れで水浴びをする。
着ていたものを洗濯し、日向の熱い石の上に干す。裸のまま昼飯の準備。また冷やしそうめん。とりあえずここでパンツだけ履き、記念写真を撮る。

 ゆっくり休んで車をめざす。カーブを曲がるともう車が見える。荷物は車に積み込み林道を行く。あと心配なのはゲート前の坂道のみ。この車は登れるだろうか?

ゲート前で車をかなり下に止め、ゲートを開けに歩いていく。また戻って車のギアをローにし、一気に坂を駆け上がる。なんとか登りきれた。ゲートをあとにして一路甲府へ。

 途中夕立もあり、涼しい風が窓に吹き込み心地よい。

 三日間全行程踏破。身体的疲労は心地よさを通りこし、極みに至るが思わずヤッター、と叫びたくなる征服感で充ち満ちてきた。

奈良田越、大井川源流釣行 17

2006-06-11 21:01:38 | 渓流釣り
    奈良田越、大井川源流釣行 17  

 また斜面をよじ登り先の小沢に出る。水筒の水もほぼ空なので、ここで水を汲む。この沢を横切り、少し水平に歩く。地図によると、そろそろ本流も広河原になるはず。

薄暗い林を抜けると、広河原にでた。来るとき横切った目印はない。河原をかなり下るが、なかなか目印の所まで着かない。やっと思い当るところにつき、ひと息つく。
 水を飲もうと水筒のなかを見ると、小さなメダカのようなものが二、三匹動いている。さらによく見ると、何とボウフラではないか!先程の沢水だ。

急に腹の辺がおかしくなり、吐き出したくなるが後の祭り。新しく水を汲みなおす(今度は何も入っていないことを充分確認して)。

 さてあと難関は、踏み跡へと続くこの斜面の登りと、取水口でのヘツリと・・あと2~3ヶ所だ。
ガレ場の下の端から斜面を登りだす。かなり登るが横切っているはずの踏み跡が見つからない。
こんなに高かったかな、と頭上を見ると古い電線が走っている。もうこの辺だと元気をだして登りだす。やっと見覚えのある踏み跡だ。

 一安心。後は踏み跡をどんどん下る。幾つかのガレ場も過ぎ、こんな所もあったのかと思うところも越え、先を急ぐ。

山歩き、渓歩き  一寸休憩。

2006-06-10 07:33:40 | 渓流釣り

 山歩き、渓歩き  一寸休憩。

ところでこのブログの昔の記事は、実は自作製本(手造り)した本のなかからとった文章です。
本の名前はブログタイトルと同じ「山歩き、渓歩き」です。
 10冊ほど、1冊ごとに僅かずつ仕上がりが異なっています。何人かの方には読んでいただいたのですが、ほんの少人数ですから、このように公開し、皆さんに読んでいただければと思います。

そのうち続編もと、考えてはいるのですが、それほど暇ではないと言うより他にもいっぱいやることがありすぎて・・・。

尚深山渓人のホームページは古いソフトadobe PageMill Mac版で、OSはMacOS 9.2.2で作成してあり、あまり難しいことはできません。