goo blog サービス終了のお知らせ 

AKB48の旅

AKB48の旅

31回目の被災地訪問

2013年12月21日 | AKB
http://www.akb48.co.jp/darekanotameni/

オフィシャルページにも現時点では、2013年9月14日の岩手県山田町までしか掲載されてないけど、10月6日に福島県南相馬市を、11月9日に宮城県気仙沼市大島を、それぞれ訪れてる。その気仙沼市大島訪問の様子が、19日の"MUSIC JAPAN"で放送されてた。参加メンバーは、渡辺麻友、横山由依、伊豆田莉奈、大島涼花、佐々木優佳里、森川彩香の6人(敬称略)。

映像からは、正に会いに行けるアイドルとして面目躍如とも言える、現地の人々との近さがよく伝わってきたように思う。6人全員が素晴らしかったけど、中でも印象的だったのは、慈母のような渡辺麻さんの笑顔かな。やはり日本型アイドルの遠景には、母性が垣間見えるよう。

この活動は、ある程度以上「濃い」AKBファンでなければ知らないだろうし、石原P自らが深く関与しておられることによるであろう、"MUSIC JAPAN"での放送がなければ、広く知られる可能性すらもない。それでも一歩一歩、こつこつと積み上げられ、既にして31回にもなるわけで、ただただ賞賛するしかないし、黒子としてのスタッフの方々を含め、関係される方々全員に対しては、心からの敬意を表したい。

いちおう「風吹新規」を名乗ってることもあって、あらためて「風は吹いている」のMV(DANCE! DANCE! DANCE! ver)見てみた。そこには、最初に目にした時と変わらない感動があった。遅きに失した感はあるものの、ここで気づけて本当によかったと思うし、もっと早くにAKBという存在に気づきたかった。自身の無能を恥じ入るとともに、日々の反省にて、一方的にながら許しを請いたい。

2013 真夏のドームツアー ブルーレイ「福岡ヤフオク!ドーム 2nd day」

2013年12月20日 | AKB
篠田さんの卒業コンサートということなんだけど、全体の構成というか基調が、これまでの、例えば去年の東京ドームの前田さんのセレモニーなんかと明らかに違ったものだった。その違いを一言で乱暴に言い切ってしまうなら、「上がり」感かな。篠田さんにとっても、メンバーにとっても、これでもう思い残すことはない、そんな本当の意味での「卒業」感。

篠田さんの佇まいは、ほぼ達観というか、淡々とした表情が多かったように思うし、高橋さんを始め、メンバーも、ある種、納得の雰囲気を醸し出していたように思う。それを裏付けるかのように、全体の構成にしてもセトリにしても、ユニットメンバーの選び方でも、明確に意識されていると思われるのが、世代交代というか、「新陳代謝」だった。

その白眉が、前半後半を分ける巨大回転舞台から飛び出す、後の新チーム4を含む当時の研究生による「PARTYが始まるよ」であることに異論はないと思う。この「PARTYが始まるよ」に、去年の東京ドーム初日が、引いてはAKB48劇場初日が意識されてることは明らかだし、先日触れた「Party is over」のモチーフになってると考えても、深読みとは言えないんじゃないか。

そして、予想されていたこととは言え、チームAキャプテンに横山さんが、篠田さんから直接指名されたこと。キャプテンの委譲という事実以上に、その様子は象徴的な意味を強く感じさせてくれた。横山さん自らが「してもらったようにしていく」と書いてたけど、そしてそれは部活的な意識だったのかも知れないけど、AKBという組織にあっては、それは正に新陳代謝と同義になる。

前田さんの東京ドームでのセレモニーは、ぶっちゃけ、死と再生の儀式だったと見なして良いと思う。それは前田さん自身にとってのそうであったように、実は残されたAKBという組織体にとってもそうだった。その後の前田さんは、たちまちのうちに「再生」を果たすことになるんだけど、AKBサイドは、そうは問屋が卸さなかった。既述のように、指原AKBとして再生を果たすまでには、1年近くを要したことになる。

前田さんの「卒業」に際しては、AKBの根本的な構造改革、つまりは脱学習と再学習過程が必要だった。けれども、篠田さんの場合は、飛ぶ鳥跡を濁さずとでも表現すれば良いのか、はたまた組織寿命を終えたパーツの、自律的な剥離とでも表現すれば良いのか、どういう記述を選んでも誤解を招きそうなんだけど、動的平衡→励起状態の組織であるAKBの自然の営みとしての、正に「卒業」だったと言うことなんだろう。

ちなみに、この「福岡ヤフオク!ドーム 2nd day」のセトリの中から一曲選ぶとしたら、篠田さんの卒業コンサートであるにもかかわらず、さっしーがソロで歌った「君は僕だ」を選びたい。前田さんの持ち歌を、秋元氏の許可を取らずにAKBのコンサートで歌うというのは考えにくいことだし、であるならば、この選曲が秋元氏の意思である可能性は十分にあることになる。

そしてそれは、前田AKBからの正当な継承宣言と受け取ることが可能だし、そういう秋元氏の認識という風に取れる、極めてクリティカルな一曲と言うことになる。

「君の名は希望」

2013年12月19日 | AKB
AKBGの最大の特徴の一つは、日々発信される、積み上げられ続ける、膨大な情報量。というわけで、48Gだけでおなかいっぱい状態が続いてて、乃木坂にまでなかなか関心が及ばない今日この頃なんだけど、それでも、乃木坂の曲のできが素晴らしいことは認識してた。なかでも「君の名は希望」は、一聴して強く引かれるものがあった。

曲そのものの素晴らしさはもちろんだけど、歌詞がちょっと古典的というか、その昔、どこかで聞いたことがあるような、そんな懐かしい風景になってた。けれども、この曲を乃木坂46が歌うと、何かが違う、そんな感想を持ったことを、正直に書いてしまおう。乃木坂というグループを通して感じる、微かな臭いのようなものが邪魔する感じとでも言うか。

山下敦弘監督のMVが、そんな感触を後押しする感じだった。歌詞で描かれるのは、プリミティブな自己承認感にして、自らの存在を肯定された喜び、正にそれこそが未来への希望、的なものだけど、このMVに描かれるオーディションの風景は、そんな「底辺」とは隔絶した世界に思える。これって違うよねって言う。そんなこんなで、何となくスルーになってしまってた。

状況が変わったのは、新曲「バレッタ」の特典映像として収録された、生田絵梨花さんと佐久間正英さんの「君の名は希望」を視聴した時だった。生田さんの清楚さと透明感は、何を今さらだけど、その佇まいは、純粋に未来に向けての希望に溢れた姿に見えた。一方で、聞き知るところの佐久間さんの置かれた状況は、端から見れば絶望そのものとしか思えなかった。なのに、このコラボには、そんな「現実」を超えて行くものがある、そう感じられた。

人は一人で生きて、一人で死んで行くという冷徹な現実を超えて、決して独りぼっちで生きてるんではない、一人孤独に死んで行くのではない、生田さんと佐久間さんが親戚であることを含め、敢えて言う、そんな優しさ、暖かさに満ちていた。そこには愛があった。

そして、17日の行われた第3回AKB紅白対抗歌合戦で、その「君の名は希望」を、生田さんと渡辺麻さんが、歌ったことを知った。生田さんが出演したことを含めて、以上のような経緯を引き受けた上での演目だったのは、明らかのように思うし、そこに秋元氏の意思が働いてるのもまた、明らかのように思う。第3回AKB紅白対抗歌合戦の映像は、来月にも放送されるとのことで、楽しみにしたい。

秋元氏が「愛の意味を考えてみた」を作詞したのがいつかは分からないけど、この一連の流れに、勝手に重ねてみたくなった。

「2013 真夏のドームツアー」ブルーレイ

2013年12月18日 | AKB
DISC1,2が福岡ヤフオク!ドーム 2nd day、DISC3,4が東京ドーム 1st day、DISC5,6が東京ドーム 4th day、DISC7,8が"UNIT DISC"という構成。現時点で追加のアナウンスとかはないんで、福岡ヤフオク!ドーム 1st day、札幌ドーム、京セラドーム、ナゴヤドーム、東京ドーム2nd day、3rd dayは、今後とも、コンサートとして映像作品化されることはないということかな。

と言いつつ、これでもDISC十枚、見終わるのがいつになるのか分からないんで、なんとなく恒例?の、実収録時間なんてのを調べてみた。ちなみに、SPECIAL DISCの収録時間の記載はない。

ボックス記載の収録時間は左。実収録時間は右。
DISC1 :100min 2層 :1h44m09s
DISC2 :113min 2層 :1h55m48s
DISC3 :081min 1層 :1h24m32s
DISC4 :096min 2層 :1h38m08s
DISC5 :106min 2層 :1h49m38s
DISC6 :108min 2層 :1h50m10s
DISC7 :095min 2層 :1h37m51s
DISC8 :072min 1層 :1h14m26s
SPECIAL DISC1 2層 :2h01m37s
SPECIAL DISC2 2層 :2h26m29s

去年の東京ドームほどではないにせよ、やはり誤差と言うには、微妙に実収録時間が長いなあ。あとは、1層ディスクと2層ディスクの境目から見て、たぶん90分くらいで1層を使い切るようで、とすると平均ビットレートは、35Mbpsくらい?合ってるかな。数値だけから見ると、相当な高画質であると言えそう。

続「おおやけ」としてのAKBG

2013年12月17日 | AKB
その後も「おおやけ」としての行事が続いてる。

日・ASEAN首脳、ガラディナー
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131214/plc13121422490021-n1.htm

早大大隈大講堂で行われた留学促進キャンペーン「トビタテ!留学 JAPAN」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131215-00000012-nksports-ent
http://www.mext.go.jp/ryugaku/event.html

前者は、安倍首相とASEAN各国首脳の前、後者は文部科学省主催の「第1回 Go Global Japan Expo」の演目として、下村文科相の臨席の元。ともに国家レベルの催し物であり、AKBが既にして公的存在であるということを、日本国というレベルで承認してることになる。

素直に凄いことかと。


以下追記
>通りすがりのぽんこつさんへ

私の書き方が悪かったんでしょうが、大場チーム4のメンバーそれぞれの成長があったから、というのはその通りだと思います。個々人には光るものがありましたし、一方で、敢えて書きませんでしたが、大場さんの姿には、古傷を引きずる感があったようにも思います。そんな大場さんにも当てはまるかと思うんですが、島崎さんなど、挫折が人を育てる、の典型例に当たるのかも知れません。

加藤玲奈さんですが、プライベートには立ち入らないのが原則ということで、これまで書かなかったんですが、親の庇護下の娘というポジの問題なのかなと思ってました。守られてることを過剰に意識しての、守りの姿勢というか。だから、外部性と戦おうとしない。AKBGには、類例が多く見かけられます。

もし、その殻が破れたのだとしたら、恵まれた容姿というアドヴァンテージが、一気に花開くかも知れませんね。