AKB48の旅

AKB48の旅

(AKB的人生論)西野未姫

2015年01月24日 | AKB
(AKB的人生論)西野未姫 特技の「顔芸」番組でいかしたい
http://www.asahi.com/articles/ASH1P03VSH1NUCVL031.html

年の前半はいいことが続きましたが、後半は逆風が吹きました。「てんとうむchu!」の番組が終わり、このユニットの活動はほとんどなくなりました。「希望的リフレイン」では、選抜に入れませんでした。「てんとうむchu!」のメンバーでは、(AKB48の)小嶋真子ちゃん、(SKE48の)北川綾巴(りょうは)ちゃん、(NMB48の)渋谷凪咲(なぎさ)ちゃん、(HKT48の)田島芽瑠(るび)ちゃん、朝長美桜(ともながみお)ちゃんらは、それぞれグループの選抜に入っています。私と岡田奈々ちゃんだけ置いていかれた感じです。以前は、同じ14期生の小嶋真子ちゃん、岡田奈々ちゃん、私の3人で三銃士と呼ばれて、テレビや雑誌も三銃士の3人で出られることが多かったのですが、最近はそうでもありません。だから、今、置かれている現状は私にとって悩みです。「どうしたらいいんだろう」と。

シンプルでストレートな現状認識。自己弁護でも責任回避でもない、かと言って過剰反応でも感情的でもない。まんまとも言えるけど、こういう自身の現実と冷静に正面から向き合えるというのは、意外に困難なことかも知れない。それを15歳のカワイイ女の子が、何事もないかのように行ってる。

「自他境界と自己了解像」の記事でもちょろっと触れたけど、こういう強固なリアリティと、それを乗り越えようとするモチベーションが、何と言うか、AKBにおいて当たり前のように実現されてることに、何を今更ではあるけど驚かされる。西野さんの自己了解像にも、ぶれはないんだろう。気が付かれにくいけど、それは凄いことなんだ。

会員登録が必要な部分の記事には、これと言った新味はないんだけど、動画が素晴らしいなあ。とても良い表情をしてるし、しゃべりもしっかりしてる。頭の良さが伝わって来るし、15歳とは思えない、芯が通ってる感じ。AKBにはこういう子が多い印象だけど、何度か考察したように、やはりこの辺り、オーディションの選考基準に入ってるんだろうか。

一方で、誰と名指しはしないけど、この「AKB的人生論」を見てても、そうではない子達がいるのも事実。そして、これは私の勝手な思い込みではないと信じたいけど、やはり自己了解像が確立することと、人気が出ること、あるいは「推され」になることには、因果関係があるように思う。

指原さんの言う「キャラは作るのではなく、受け入れるもの」「自分は、他人が見つけてくれる」とは、恐らくはそこへと到る最善手なんであり、そんなこんなに気づけるかどうかが、人気メンバーにして上位メンバーになれるかどうかの分かれ目の一つと思われるし、西野さんには、それができてるように見える。