AKB48の旅

AKB48の旅

怪物曲

2012年07月18日 | AKB
「ギンガムチェック」脳内ヘビロテ状態になってもーた。どんな魔法を使ったんだという、もう取り憑かれてしまってどうにもならない。とんでもない怪物曲なんじゃないかと思えてきた。

「音楽の日」では続いて「ヘビロテ」が披露されてて、このあたりの選曲には深読みする余地がありそうだけど、そこは置いとこう。「ヘビロテ」がAKBの代表曲にして、最高傑作とされてたのは間違いないはずなのに、「ギンガムチェック」にはまってからは、はっきり「古さ」を感じてしまうようになってしまった。「新曲」だからとかそういう次元ではないように思う。「ヘビロテ」だけじゃない、これまでのすべての楽曲が「過去」へと置き去りにされたとでも表現すれば良いんだろうか。この新しさは何なんだろう。AKBバージョン2がまさしく現前してる。

そう、「ギンガムチェック」には外連味がないんだ。絶対王者だけが許されるすっぴんストレート、コメントにてprocyon927さんも述べられてるように、一切のまやかしなくガチンコの中央突破、これほどスター集団AKBの、そして大島優子センターにふさわしい曲はない。

なんとすがすがしいんだろう。このすがすがしさ、一転の迷いもないさわやかさが、前田敦子のAKB、つまりはAKBバージョン1の見事な幕引きと、鮮やかなAKBバージョン2の宣言となっている。

歌詞が「凡庸」なのも、だからある意味当然となる。これは「愛おぼえていますか」のような「ありふれた流行歌、どこにでもあるラブソング」なのだから。それでも言葉は厳選されてる。曲もよく練られてる。音符に乗った言葉の整合性に、ぎりぎりの推敲の跡が読み取れるように思う。と言っても通じなければ、意外なくらいメロディが凝ってるよとか言ってみようか。

秋元康、渾身の傑作と評価したい。