保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【東京】品川区 東品川公園のSL

2015-03-25 13:54:00 | 東京

場所:東京都品川区東品川3丁目14 東品川公園
保存車両:上武鉄道7
(2015年3月20日訪問)

京急新馬場駅南口より徒歩5分程の場所に保存されている車両です。
訪問当日は公園全体が大規模な改修中であり、機関車に近づくことは出来ませんでした。しかし隣接する道路歩道橋から姿を確認出来ます。


1897(明治30)年にアメリカ・ピッツバーグ社で製造された機関車で、伊賀鉄道(現存する元近鉄の伊賀鉄道とは別の鉄道)が輸入しましたが、伊賀鉄道は開業することなくこの機関車は注文流れとなりました。
その後阪鶴鉄道→鉄道院→播丹鉄道→西武鉄道→上武鉄道と渡り歩き、1965(昭和40)年に廃車されるまで68年間も働き続けました。

2-6-0(1C)というタンク機関車としては珍しい軸配置です。従輪が無いため炭庫や水槽を大きく出来ないことやバック運転での走行性能の悪さから、タンク機関車は従輪付きがほとんどです。

【ベトナム】ホーチミン市 サイゴン駅前のSL

2015-03-25 13:26:00 | 海外その他

場所:ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 1NguyễnThông phường9 サイゴン駅前広場
保存車両:141-158
(2015年3月23日訪問)

ベトナム南部にあるベトナム最大の都市ホーチミン、その中心駅であるサイゴン駅前に保存されている車両です。
日本のD51と同じ軸配置2-8-2(1D1)を持つ機関車です。ベトナムの鉄道はほとんどが1000mm軌間ですので、機関車の大きさも日本のD51と同じぐらいかと思います。


1枚目画像でもそうですが、画像が傾いている訳ではありません。機関車自体が傾斜の付いた盛土の上に置かれています。日本ではあまり見られない展示方法です。
この機関車と同じ141型は、第2次世界大戦後にフランスから10両輸入され、後年フランスから独立後に中国から50両譲渡されたそうです。
画像の機関車がどちらのタイプかは分かりませんが、社会主義の星マークやデフレクターの形など中国型に似た印象を受けます。


テンダーには16-151という番号が付けられています。
ヘッドライトの上に四角いライトが取り付けられていますが、これはライトアップするため保存後に取り付けられたと思われます。