保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

赤平市 赤平山のD51-566

2010-11-12 20:11:00 | 空知(北海道)

場所:赤平市赤平623番地 赤平山スキー場付近
保存車両:D51-566
(2000年6月10日訪問)※画像は全て訪問日に撮影

赤平山スキー場(現在通年休業中。実質閉鎖)の近くに保存されているD51です。
この場所へ至る公道は1本しかありませんが、現在この道路が通年通行止めとなっています。よって現在、合法的にこの車両を見学することは不可能となっています。
この現状について詳しく解説したいと思います。


この機関車が置かれている場所は、赤平山スキー場の他に「研修センター憩の家」という施設があります。
しかしスキー場・憩の家共に閉鎖状態となっており、民家も無いこの一帯は「訪れる必要のある人がいない」という理由で唯一の公道(市道)が立入禁止となっています。強いて挙げれば、訪れる必要があるのはSLを見学したい人のみ言えます。
スキー場およびこのSLは市街地より高い山の上にあります。
道路以外の土地は当然所有者がいますので無許可での立ち入りは出来ませんし、仮に許可を得たとしても急斜面を這いつくばるように藪を進むしかなく、現実的ではありません。

★この閉鎖されている市道および保存されているSLについて、赤平市役所に直接問い合わせを行いました。

市からの回答を要約しますと、
・赤平山スキー場へ至る市道は通年閉鎖しており、今後も開放する予定は無い。
・閉鎖中の市道は現在管理しておらず、道路に雑草が生い茂り崖崩れの恐れもある。
・SLは現在もある。
・SLの撤去、移転、売却の予定は無い。ただ、数年前から管理を行っていない。
・上記のように道路、SL共に管理されておらず安全性を確認出来ないため、一時的であっても道路の通行やSLの見学を許可することは出来ない。

通行止めの市道への立ち入りはやはり禁止であり、今後も開通の予定が無いことは残念な限りです。
SLが現在もあり、撤去の予定も無いことには一安心しました。
いつしかこのSLがまた公開され、十数年ぶりの再会が出来ることを願っています。

赤平市役所の皆様には、お忙しい中で大変丁寧に対応して頂きました。改めて御礼申し上げます。


★お願い★
このSLが置かれている場所は、諸々の事情により現在閉鎖されています。
無許可で立入禁止箇所や私有地へ侵入することは、違法かつ大変危険な行為です。
このSLを末永く残すためにも、ルールを守った行動をお願い申し上げます。


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