保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【台湾】台北市 台北二二八和平公園のSLたち

2013-02-01 20:51:00 | 台湾

場所:台湾 台北市中正区襄陽路 国立台湾博物館
保存車両:1(騰雲号)、9
(2013年1月23日訪問)

台北市中心部の二二八和平公園の一角で保存されている機関車です。
ショーケースのようなガラス張りの建物に収められライトアップされています。理想的な保存状態ですが、建物の中には入れないことと写真を撮るとガラスに自分が映り込んでしまう事が難点ではあります。


向かって左側が1号機関車「騰雲号」、右側が9号機関車です。
騰雲号は1887(明治20)年にドイツで製造され、台湾で最初に出来た鉄道で第1号機として活躍しました。
9号機関車は1号機関車より古い1872(明治5)年にイギリスで製造され、日本の鉄道省で活躍していました。1900(明治33)年に日本の統治下にあった台湾へ譲渡され、1926(大正15)年まで使用されました。
このように双方とも歴史的価値が非常に高いため、保存車としては破格の扱いで展示されています。


「光緒十三年造」とありますが、光緒とは当時台湾を統治していた清の元号で1887年に当たります。

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