場所:台湾 嘉義市林森西路與忠孝路口 阿里山森林鐵路車庫園區
保存車両;多数
(2017年3月28日訪問)
(その1)記事に引き続き、阿里山森林鐵路車庫園區で保存されている車両をご紹介します。
23号蒸気機関車です。シェイ式のギヤードロコですが、(その1)でご紹介した13号(自重18t)よりも一回り大きい自重28tです。1914年にアメリカで製造され、1970年まで活躍しました。
赤い客車2両は、番号不明ながら1925年に製造された木造客車です。貴賓車として使用されたそうです。
その隣には黒色の木造客車が2両保存されていますが、こちらは一般用と思われます。
DL2ディーゼル機関車です。1953年に新三菱重工で製造された25t機で出力は255馬力です。阿里山森林鉄道で最初に導入されたディーゼル機関車だそうです。
C型ロッド式の下回りです。日本国内でも同じような産業用機関車が多数導入されました。
機関区の一角に置かれた客車たち。使用されなくなって久しいのかレストア待ちなのか不明ですが、ボロボロです。
こちらも使用されていない客車ですが、プッシュプル運転に備えて客車ながら前照灯や運転台が設置されています。
こちらも車庫の一角にある車両ですが、(その1)でご紹介したDPC7および8とは違う「DPC1」です。動態保存なのか静態保存なのか不明ですが、きれいに塗装されています。
この写真のみは、阿里山森林鐵路車庫園區ではなく北門駅構内で撮影したものです。「平車6023」「平車6106」(平16023と平16106かもしれません)と書かれた長物車です。
平車6023は、台湾の建物屋根上に多く見られる貯水タンクを搭載しています。たまたま載せているだけなのか、散水車なのか油等の輸送用に改造されたものなのでしょうか。
平車6106は、ゼブラ模様の箱が2つ搭載されています。工具等を入れる箱なのかもしれませんがデッドウエイトのようにも見えます。