保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【ドイツ】ネルトリンゲン バイエルン鉄道博物館の車両たち(その3)

2015-09-24 16:44:00 | ドイツ

場所:ドイツ ネルトリンゲン Am Hohen Weg 6a 86720 バイエルン鉄道博物館
保存車両:多数(画像と共に紹介)
(2015年8月27日訪問)

(その2)記事からの続きです。画像が多いことから3記事に分けてご紹介します。あまりにも車両が多いため全てを撮影し切れていません。個々の車両の解説も省略し、車号を記述する程度に留めます。

1枚目画像は「82904」と書かれた短い2軸客車と、「45410」と書かれた客車です。45410も長い車体にもかかわらず2軸車で、日本の明治時代の客車のように各ボックスごとにドアが付いています。


WL4üという形式で1029の番号が付けられています。「DSG」とはドイツ寝台食堂会社という意味で、寝台車や食堂車の運営を行っていました。


E10-005電気機関車です。


BR141-083-6電気機関車です。動態保存か静態保存かは分かりませんが、かなり色褪せています。


BR103(番号不明)ディーゼル機関車です。


BR322-157-9ディーゼル機関車、同型の番号不明の機関車、2軸有蓋貨車です。


真っ赤に錆びた蒸気機関車と、対照的にきれいなBR322-796-3です。


701344Müです。ボギー車ですが車体が短く、窓が少ない独特の形態です。


BR332-092-6とBR332-157-7です。先程のBR322よりは大きな車両ですが、標準軌用としては異様に背が低い機関車です。


博物館の展示スペース以外にもたくさんの車両が置かれており、その一部は線路を跨ぐ歩道橋から確認出来ます。これはBR22-064蒸気機関車と緑色の電気機関車です。


レールバスや客車、SLのテンダーなどが放置同然で置かれています。レストア待ちや部品取り用なのかもしれませんが、車体に落書きされガラスは破れ放題ととても復活できるような状態には見えません。
なお、画像中心に写る赤い電車は現役の車両です。これらの保存車両は後輩の活躍を毎日眺めながら過ごしているのですね。

【ドイツ】ネルトリンゲン バイエルン鉄道博物館の車両たち(その2)

2015-09-24 16:13:00 | ドイツ

場所:ドイツ ネルトリンゲン Am Hohen Weg 6a 86720 バイエルン鉄道博物館
保存車両:多数(画像と共に紹介)
(2015年8月27日訪問)

(その1)記事からの続きです。画像が多いことから3記事に分けてご紹介します。あまりにも車両が多いため全てを撮影し切れていません。個々の車両の解説も省略し、車号を記述する程度に留めます。

1枚目画像は、番号不明の怪しい車両です。保線用の巡回車のように見えます。後ろ側には整備途中のSLの部品が置かれています。動輪は直径2m程あるであろう巨大なものです。


整備途中なのか部品取りなのか、SLの水槽と真っ赤に錆びたボイラーが貨車に載せられています。


かつてのヤードであった場所にも、たくさんの車両が置かれています。BR52-3548-6です。


架線の検測車と思われる車両です。


形式不明の除雪車(ラッセル車)です。「80 80 9735-1」という番号が車体に書かれていましたが、車番を示すものでしょうか。


BR103-136-8です。往年のTEE(ラインゴルト)牽引機で西ドイツを代表する車両と言えます。TEE塗装のまま保存されています。


BR998-836-1です。2軸レールバスですが、この車両は附ずい車(キサハまたはキクハ)だったようです。


形式不明の電気機関車です。


番号不明ですが、操重車が2両保存されています。かなり古めかしいことから蒸気動力なのかもしれません。


BR798-522-9とBR998-724-9です。2軸レールバスですがBR798は動力車、BR998は附ずい車で客室の一部が荷物室になっています。
ちなみにこれら西ドイツのレールバスを手本に作られたのが日本の国鉄キハ01~03ですが、本家ドイツの車両より使い勝手が悪かったことから10年程度で退役しました。


BR515-001-5です。先程の2軸レールバスと同じような前面を持ちますが、車体が延長され片側3扉、ボギー台車の気動車です。


形式不明ですがL型の青いディーゼル機関車と、同じく形式不明の赤茶色の凸型ディーゼル機関車です。


BR140-856-6電気機関車です。


車両の手前側にある柵は、博物館と現役の駅構内とを区切るものです。現役の構内側にも多数の車両が置かれています。相当古い車両も置かれていますが、これらは動態保存されているのでしょうか?


古めかしい客車ですが、この画像の2両は3軸固定式の足回りを持ちます。
(その3)へ続く

【ドイツ】ネルトリンゲン バイエルン鉄道博物館の車両たち(その1)

2015-09-24 15:21:00 | ドイツ

場所:ドイツ ネルトリンゲン Am Hohen Weg 6a 86720 バイエルン鉄道博物館
保存車両:多数(画像と共に紹介)
(2015年8月27日訪問)

ドイツ中南部の街、ネルトリンゲンにある鉄道博物館です。ネルトリンゲン駅裏にあり、かつての機関区を利用した施設だと思われ、多数の車両が保存されています。
画像が多いことから3記事に分けてご紹介します。あまりにも車両が多いため、全てを撮影し切れていません。個々の車両の解説も省略し、車号を記述する程度に留めます。

1枚目画像は、博物館入口に置かれている機関車です。ナローゲージ用と思われます。


現役時代の建物を流用したであろう扇形庫が残され、その中でたくさんの蒸気機関車が保存されています。ずらりと並ぶ機関車。そして突き当たりの壁の向こうにも車両が見えますので、規模の大きさを感じて頂けると幸いです。
一番手前は、BR44-381です。


S3/6です。「3673」というプレートを付けていますが「18 478」という番号もあるそうで、どちらが正しいのかは分かりません。深い緑色に塗装された優美な機関車です。


BR50-0072-4とBR50-3600-9です。


No,4と付番された機関車です。1435mm軌間用ですが非常に小さく、全長5m65cm、最高速度15km/hで1914年製です。


No,4の後ろに置かれているBR50-778です。


BR89-837です。


奥側の車両は、「3」という番号と「LUCI」というプレートが付けられた機関車です。


詳細不明ですが、凸型の2軸電気機関車です。


形式不明ですが、流線形のタンク機関車です。濃い青色に塗装されています。


BR57-3525です。


BR38-3180です。


BR50-4073です。整備中なのか煙室扉が開けられ、テンダーが切り離されています。


番号不明の小さな蒸気機関車とBR365-214-6です。


右側のSLはBR52-2195です。ワゴン車の後ろの車庫の扉が開いていますが、工具をカンカンと使う音が聞こえてきたため車両を整備しているようです。
このバイエルン鉄道博物館で保存されている車両の一部は走行可能なように整備され、実際にイベント運転でドイツ鉄道の営業線上を走行する事があるそうです。


BR362-888-0です。3軸ロッド式の足回りを持つディーゼル機関車です。全体の雰囲気から、保存していると言うよりは無火のSLを移動させるために実用的に使われていると思われます。

(その2)記事へ続く