場所:ロシア連邦サハリン州 ユジノサハリンスク市ユジノサハリンスク駅前
保存車両:D51-22
(2013年7月9日訪問)
ユジノサハリンスク駅前の広場に保存されている機関車です。
日本から1948(昭和23)年に輸出され、1971(昭和46)年頃の無煙化まで活躍しました。
よく「日本が敗戦賠償のため製作した」との紹介を見かけますが、賠償ではなく正式にソ連へ輸出されたものです。全部で30両が製作されています。
日本国内に在籍した「D51 22」とは別の車両で、「D51-22」とハイフン入りが正式な車号です。製造時から密閉キャブと大きな自動連結器を装備し、デフレクターは本州仕様であるなど北海道型とは外観が異なります。
駅前の広場に置かれて、窓ガラスが一部ありませんが保存状態は良好です。
昼間はこの広場で多くの人がくつろぎ、クヴァス(ライ麦と麦芽を発酵させた微炭酸飲料)を売る屋台も出てきます。