保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

由仁町 川端駅裏のスハフ44たち

2011-09-17 00:43:00 | 空知(北海道)

場所:由仁町川端1110-8 JR川端駅裏(ユニトピア川端パークゴルフ場跡)
保存車両:スハフ44-11、スハフ44-27
(2011年9月16日訪問)

JR石勝線川端駅の裏に整備されたパークゴルフ場で保存されている客車です。
JR化後に復活した「C62ニセコ号」に使用された客車です。C62-3引退後にこの場所へ置かれました。


レストハウスや受付棟として使用されていました。
室内には立ち入れなかったため、どっちが何号車かは分かりません。車掌室窓がユニットサッシになっているのが分かるでしょうか?少なくともC62ニセコ号時代には改造されていました。


こんな位置関係。左の線路は現役の石勝線です。客車はこの地に来て2回塗装されています。

2枚目、3枚目画像からも分かると思いますが、ゴルフコースには草が生い茂りとてもパークゴルフが出来る状況ではありません。2010年頃に廃業したようです。


1枚目画像の客車の窓に貼られているこれ。何と丸ごと売りに出されています(業者への連絡先は画像を加工し伏せています)。
施設の売れ行きに関わらず、この客車たちの存続が危うくなってきました。引き続きの保存されることを願いますが、予断を許さない状態かと思います。


(この画像のみ2013年8月7日撮影)
パークゴルフ場は2011年以降全く活用されていないようで、ウッドデッキは腐って穴が開いています。2011年当時の画像と比べると、木製の柵の荒廃も分かるかと思います。
未だに買い手が付かず建物もモルタルが剥がれるなど老朽化していますので、客車の保存や再活用もかなり難しいと思われます。


(この画像のみ2015年6月25日撮影)
客車手前のウッドデッキは、人為的なものなのか老朽化からなのか粉砕していました。売却中を示す張り紙は剥がれたのかありませんでした。売るのを諦めたのかもしれません。

2019年6月26日 現存を確認