アオビタイトンボ Brachydiplax chalybea flavovittata Ris, 1911 は、トンボ科(Family Libellulidae)アオビタイトンボ属(Genus Brachydiplax)のトンボで、その名の通り前額が金青色に輝く。1970年代以前の国内では、沖縄県の大東諸島以南にしか分布していなかったそうだが、本種は北上をしていることで知られており、1970年代後半にはそれより北の沖縄の島々周辺で見られるようになり、1986年には鹿児島県の南さつま市でも発見され、2022年には、広島の江田島市でも発見されている。
前記事で紹介したオオキイロトンボを撮影した場所では、大きな池の周囲が湿地になっており、そこではアオビタイトンボが多く見られた。最初見た時は、小さいコフキトンボという印象で、やはり
オスは成熟すると腹部の一部が黒化し、さらに白粉を生じて青灰色に変化する。気温34度の炎天下であり、トンボたちも熱中症対策で逆立ちポーズ(オベリスク姿勢)をとっていた。
アオビタイトンボは、昨年に撮影はしているものの証拠程度の1枚だけであったので、今回、ブログ記事「昆虫リストと撮影機材」「蜻蛉目」で110種類目として記載した。
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