幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

 あなたが見える

2010-08-16 21:50:11 | Weblog

 
 
  あなたが見える
 
  とっても崇高で高い
 
  羽の生えた小さなエンジェルではなく
 
  翼の生えた気高く大きな存在
 
  
  もし言葉が聞けるなら
 
  もう一度聞いてみたい
 
  癒されなくてもいい
 
  慰められなくてもいい
 
 
  天空高く飛翔する
 
  荘厳な言葉の響き
 
  大地と空を照らす光のように
 
  偏在し、照射し、自在に変化する
 
 
  大いなる力
 
  それに触れると
 
  ちっぽけな自分が消えてしまいそうなくらい
 
  あらゆる価値を含んだ
 
  大いなる全体
 
 
  ぼくにはまだわからない
 
  でも、荘厳な天使が導いてくれる
 
 
  あなたが見える
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 

 ぼくを殺したいなら・・・簡単

2010-08-16 01:34:55 | Weblog

 
 
  ぼくに詩を書かせてください。
 
  そうしないと窒息して死んでしまうからです。
 
  だから、ぼくが詩を書いていることを罵倒しないでください。
 
  バカにしたり、からかったりしないでください。
 
  
  お願いします。
 
 
  そんなに悪いことをしているのでしょうか?
 
  ほかになにも悪いことはしていないのだから、
 
  せめても詩を書くことくらい、許してください。
 
  あなたに、許しを乞う必要はないはずですが・・・
 
  バカにしたり、やめさせようとしたり、
 
  邪魔しないでくれるように
 
  せめてもお願いしている次第です。
 
  なぜなら、詩が書けなくなったら
 
  ぼくは窒息して死んでしまうからです。