本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

十地経というものは

2014-05-25 18:14:02 | 十地経

 カテゴリーで 「 十地経 」 という項目を作りました、

が、どう書いていいのか思案中です。

 自分としては、今読んでいる

安田理深先生の 『 十地経講義 』 で

感動したところを書いていこうと思ったのですが、

難しく、理解できないところも多々ある、

 しかし、高校生の頃、祖父に対して

祖父の仏教に対する考え方を批判してきました。

そのことが、東寺で三浦俊良先生に出逢い、

その縁で、安田先生の講義を聴き、

今までたまっていた疑問が少しずつ

融けていくような気がしました。

 分からないけど、頷ける言葉に出逢い

ただひたすら読み続けています。

 

 ですから、このカテゴリーは

ある面、自分のためだけに書いていますので、

パスしていただいて結構です。

 

 

 

 

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見たり聞いたり、何かしたこたア …

2014-05-25 17:56:26 | 今週の言葉

 先日届いた 「 サントリーウェルネス 」 の

『 美感遊創 』 という月刊誌、

今月の言葉は、

 

 見たり聞いたり、

 何かしたこたア

 そりゃこれからのち

 どっかで生きて働く。

 

という、島木健作さんのことばでした。

なるほどと頷く言葉です。

 

 心は貯金箱のようなものだと言います。

一番奥底の心を 「 阿頼耶識 」 アラヤシキ

といいます。

「 アラヤ 」 は蔵という意味です。

人間のすべての経験をためて貯金していく。

だから、蔵 ・ アラヤ と表現したのでしょう。

 「 ヒマラヤ 」 とは 「 ヒマ ・ アラヤ 」

ヒマ は雪ですから、雪の蔵という意味です。

 この第8番目の意識 「 阿頼耶識 」 は

善悪どちらもそのまま収めていく意識です。

 その点で怖いのは、

良いことも、嘘ついたことも、

その嘘ついて誤魔化して、うまく騙せた、

ということまで、貯金していくのです。

 

 今私たちが無意識にやっていることは

その貯金した利息のようなものです。

 ウソばっか言っている人は

嘘の貯金しかありませんから、

その利息として、嘘しか出てこないということです。

 

 見たり聞いたり、何かしたことは

良しにつけ悪しきにつけ、

そのことは後の人生で必ずどこかで

生きて働くということです。

 

 日々の生活、

ゆめゆめ疎かにはできません。

 

 これぐらいと思ってごまかしても

それは間違いなく自分に帰ってきます。

 

 ご用心 !  ご用心   です。

 

 

 

 

 

 

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「小働きをしなさい !! 」

2014-05-24 22:00:25 | 住職の活動日記

 なかなか、運動といっても続かないものです。

しなければ !! と思いつつも、

やった方がいいに決まっていると、

分かっているけど、続かない。

 ちょっとだけ、ジムにも入会して、

これから時間もできるのでと、

自分の体のためにも、と決心したのですが

やはり挫折してしまいました。

 なかなか、稽古ごとなどやったこともないので、

と言い訳がましく言いながら、

どうも億劫になってしまうのです。

 

 母とかはその点こういう習い事は上手で

結構いろいろなお稽古ごとに励んでいました。

 その血が流れているはずなのに、  

どうも私には苦手のようです。

 

 「 小働きをしなさい 」

 

とは、五木寛之さんの提案です。

かの先生もやはり運動もしないし、

あまり病院にもかからない、ということです。

しかし、ちょっとしたことをまめに動くようにしている

ということです。

 たとえば、テレビのリモコンも手元に置かず、

ちょっと離れたところにおいて、

たびたび、椅子から立ってリモコンを取りに行く。

そのように、なんでもないこと、普段の生活の中に

億劫がらずに体を動かすことを

心掛けているそうです。

 

 これはいいことを聞いたと、

わが意を得たり、と

これなら実行できるのではないかと、

そう思うと、なんでもないことが

軽やかにできるようになりました。

 電車ではできるだけ座らない、

爪先立ちで立つ、たまには片足で、

と、  いろいろと  …

 

 しかし、もうすぐ、定期検診があります。

結果が見ものですが、

運動という観点からは大したことはない

のでしょう。

この年ではこのくらいが

ちょどいい  のかもしれません。

 

 

 

 

 

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あっぱれ ! 「なでしこ」

2014-05-23 18:13:07 | 住職の活動日記

 昨夜の女子サッカー、

「 なでしこジャパン 」 対 「 中国 」

興奮する一戦でした。

 

 しかし、ライブでは見れなかったのです。

録画しておいて、  …  明日になれば

結果がわかってしまうと、

村田涼太選手のボクシングを見て、

遅くなりましたが、引き続きサッカーを観戦

応援しました。

 

 後半早々、宮間のコーナーキックに

澤のヘッディングが絶妙に決まりました。

 ワールドカップの時の澤選手の決めたゴールを

彷彿と思い出しました。

 それから、PKで1点謙譲  

もつれて、一進一退、とうとう延長戦へ、

延長戦でも結果はすぐには決まらず、

最後の最後、延長戦のアディショナルタイム

 ( 祈りました !! )

PK戦になればお互い辛い、

 

最後の、コーナーキック

見事ヘッディングで決めて、

2対1で勝利

ほんとうに劇的な

サッカーの神様が舞い降りたような試合でした。

 

 延長戦も含めて、

よくぞこれだけの距離を走りぬいてくれた

さすが  「 なでしこジャパン 」 

      

 

今頃アップするのは間が抜けたかもしれませんが

何せ感動しました。  

 

 次は再び 「 オーストラリア 」 です。

最初は引き分けでしたが、

決勝戦では必ず勝って

アジアカップを手にすることができるでしょう。

楽しみに応援します。

          

「 八咫烏 」 に祈りを込めて 

 

 

 

 

 

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清楚なすがたに咲きました !!

2014-05-23 11:10:52 | 住職の活動日記

 紫色のバラが小さいながらも

たくさんの花をつけてくれました。

 そして、イングリッシュローズも咲き、

とても素晴らしい香りをたくさんいただき、

今度は、「 オクムラ1号 」 が咲きだしました。

 

    

 

純白でとても清楚な感じがします。

 

    

 

そして、クモもこの白いバラをねぐらにしました。

 

    

 

今は3輪ほど咲いていますが、

次々と蕾を膨らませています。

 

 とても美しかったので、

別のカメラでも撮ってみました。

 

    

 

微妙なニュアンスが違うようです。

 

    

 

どちらのカメラもそうたいしたものではありませんので、

際立った違いはないようですが、

 

    

 

それなりに美しく撮れました。  かな … ??

 

 朝起きてみて、待っているかのように

笑顔で咲いてました。

 

 

 

 

 

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御影供

2014-05-22 15:38:25 | 住職の活動日記

 弘法大師のご命日を 「 御影供 」 ( みえく )

といいます。

 毎月21日はその命日に当たります。

東寺ではその日に限り多くの市が立ちます。

弘法市としても有名です。

 弘法大師そのものには接することは出来ませんが

その 「 影 」 として感じ取ることができるのでしょう。

影を感じ、お供えをして、一月間の自分をふり返る

そういうことが 「 御影供 」 のお参りです。

 

 「 おかげさま 」 ということも、

そういうところから出てきたのでしょう。

なにがこうしてこうなったかは、

分かりませんが、しかし、目に見えない力を

何かしら感じることができるのです。

 

 彼は一年に一回、師匠の三浦先生の墓前に

お参りに来ます。

 ときにはうっすら涙も浮かべ、

大きな声でお経を上げます。

 彼にとっては、この日一日が 「 報恩講 」 です。

普段は忙しさにかまけて、自坊の檀務で精一杯

この日一日が先生の影を感じながら、

自分の一年間のことをふり返り、

また、一年間のしてきたことを

三浦先生の墓前に報告するのです。

 そして、その三浦先生の御心を頂いて、

また、一年間頑張ることができるということです。

 三浦先生の命日ではないのですが、

自坊の空いた時間というと、この月しかないのでしょう。

 

 御影供とか、おかげさまとか、命日とか

やはり、人間はバックボーンになる原点に

還らないと本当の力は頂けないような気がします。

自分の原点から今の生活を見直す、

それが、報恩講であり、御影供なのでしょう。

 

 

 

 

 

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大徳寺一久

2014-05-21 21:35:49 | 住職の活動日記

 一度は行きたいと思いつつも、

なかなかご縁がなくて …  。

 久しぶりに、兄弟弟子が訪ねてくれた。

これ幸いにと、ご一緒してお精進を頂きました。

 

  

     

 

大徳寺のお隣にある 「 一久 」 です。

 

    

 

塀のつくりも歴史を感じます。

 

    

 

部屋に通され、眺める庭は

普通にある木を使いながら、自然の感じを

再現しているようです。

 

    

 

瓦も上手に使い、庭のアクセントになっています。

 

さて、さて、

運ばれてきたお料理は、

 

    

 

 春慶塗の器は丁寧に使いこまれています。

一瞬、これだけ ???

と思いましたが、やはり考えられた 「 懐石 」

そこそこ、満腹感を覚えます。

 

   

 

 

 精進料理は手間を頂く、といいます。

作り手の手間暇かけた、一つ一つの料理です。

 

    

 

そして、たっぷりと具の入ったお吸い物、

これで必要かつ十分 !!

 

 「 懐石 」 とはふところ・石、と書きます。

修行中、二食で、夜抜きの食事です。

寒さと空腹で眠れません。

そのとき、暖かい白湯を頂くのです。

すると、幾分かごまかしがききます。

その時を見計らって床に就くというわけです。

 昔の修行僧は、お竈さんに石を入れて、

寝るときに温まった石をお腹に抱いて、

空腹を我慢したと聞いています。

 そこから、懐石料理も生まれたのでしょう。

 

床の掛け軸は、

 

   

 

五月にちなんで 「 五月晴れ 」

 

 食事も終わると、

お抹茶とお茶菓子

 

    

 

大徳寺に由来の 「 大徳寺納豆 」 も、

一粒添えられています。

 

 そのあと、  ま~~  よく

話しました。

 夕ご飯は家内の手料理で、

お酒も少し入り、その勢いもあってか、

気がつけば、2時を回っていました。

お互い、何十年かぶりに

その時には話せなかったことなど、

…  けど、

その話は今朝になっても尽きません  が、

またの再会を約束して

今日のところはここまでと  、

お別れしました。

 

 

 

 

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香り立つ宇治の里

2014-05-19 21:10:30 | 住職の活動日記

「 夏も近づく八十八夜、野にも山にも

 若葉が茂る、あれに見える葉茶摘みじゃないか

 茜タスキに菅のかさ   」

 

 と、今は新茶の季節です。

近くのお茶の会社の近くは

とてもいい香りに包まれています。

 

 

    

 

いろいろのお店で、新茶が販売されています。

 

    

 

そういえば、四月ごろに茶畑を撮りました。

 

    

 

茶畑はこういう室で覆われていました。

 

気になりその場所を訪ねてみると、

もう新茶の茶摘みも終り、

 

    

 

藁の室は取り払われて、

 

    

 

ちょど片付けの最中でもありました。

 

この藁から出る 「 灰汁 」 が

お茶のタンニンの渋みを中和してくれるそうです。

 

 お茶を揉むのも、柿渋を引いた和紙の上で

手で揉んで針のように細くなるまで、

揉んでいかれるそうです。

 この近くにはまだこの手もみのお茶にこだわって

作っておられるお茶農家の方が

残っていらっしゃいます。

 

 

    

 

そして、お茶を入れる 「 茶箱 」 を作っておられる

お店もあり、宇治ならではの商いでしょう。

 

 以前、宝物館では 「 写真のネガ 」 の整理に

この茶箱を利用したものです。

 

 また新茶を頂きま~す。 

 

      

 

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しなやかに、そして美しく !!

2014-05-18 19:05:12 | 住職の活動日記

 風薫る5月、

さわやかな風が肌にとても気持ちがいい、

 

  ベランダから鳥瞰すると、

 

    

 

「 山法師 」 に白い花が来ていた。

緑に輝き、

 

   

 

日の光を満面に受けている。

 

   

 

この山法師、下から見上げても

花は見えない !

我が家の中心の木、

どの木にしようかと迷った末、

花も白く品があるようで

この木に決めました。

 

 ふと鳥瞰していると、

 

    

 

おもしろい角度でバラの花が撮れました。

 

    

 

いろいろ見回しても、

花はまだ2輪ほどです。

 

 この 「 山法師 」 つくかどうか心配でした。

雨風に打たれ、枯れた枝が

風にざわついていました。

それでも、しなやかに風に身を任せながら、

こうやって、白い美しい花を咲かせました。

 

 「 しなやかに 」 生きる

何かヒントがあるようです。

 お釈迦さまも、

「 初めも美しく、中も美しく、終りも美しく

  生きてゆきなさい 」

と説かれています。

 

 

 

 

 

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やっと咲き出したオクムラ1号

2014-05-17 18:52:50 | 住職の活動日記

 少し遅れての開花です。

 

 

     

 

この白いバラは 「 オクムラ1号 」

日当たりの関係でしょうか ?

ゆっくりと開きはじめました。

 

    

 

これからがどんどん花開いていきます。

 

その隣では 「 オクムラ2号 」

たくさんの花をつけています。

 

     

 

切っては小さな花瓶に挿しているのですが、

次々と花芽が開いているのです。

 

     

 

色よし、姿よし、とても気品ある姿、

 

 バラの力 ??

 

    

 

熊本から送った時に途中折れてしまったのです。

切ってしまおうと思っていたのですが、

無精が幸いして、

上手ににつながったようです。

 

    

 

この先にも、小さいながらも2輪ほど

蕾が来ています。

 

 さつきも終り、山法師が新芽を広げています。

 

小さな庭ながら、それなりに

楽しいものです。

 

 

 

 

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