8月28日お不動さまの護摩祈願が
終り、住職の法話の後、
御斎を頂き一服して
「寿咲亜似」(すさきあい)さんの
民話を拝聴しました。
ちょうど、お寺ということもあり
当院が山伏に関係があるということで
熊本に古くから伝わる
「やんぼしづか」(山伏塚)の
お話です。
加藤清正にも関係してくる
のですが、
熊本城築城のおり、
山伏を呼んで地鎮式をした。
地鎮式も無事に終わり
家臣たちが労をねぎらい
一献差し上げた。
ところがその山伏、
つい調子にのって
お城のつくりについて
知ってる限りのことを
しゃべってしまった。
お城の内情をこうも知っているのかと
驚く家臣たち、
そなたに恨みはないが、
と切ってしまう。
そしてそこに塚を築き供養した
というのが、
「山伏塚」(やんぼしづか)の
あらましですが、
聞いていて、
もとても聞きやすい熊本弁
さすが、声の仕事をして
また語りについて勉強もされたらしく
引き込む力を持っておられます。
笑わせたり、
その登場人物になりきっての
声使い、その表情は素晴らしいものです。
熊本もいたのに知らないことばかり
地名についても
いろいろ面白い謂れが
残っているようです。
民話もあり、
小泉八雲の物語の語りもあり、
芸風も幅広いのでは、
とても楽しい一時でした。
折に触れて聞ければ
と思っております。
厳粛な護摩の後
こういう話もみなさん
初めてではなかったのでは
ないでしょうか。
心豊かになるお話でした。
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