昨夜の遅くに
そばを食べるという番組
お腹減っているころには
こういう番組はいけません
ということで
早速、出かけた次第です
滋賀県大津市坂本にある
鶴喜蕎麦
近くにもあるのですが
せっかくならと本店へ
鶴屋喜八が享保元年に創業
それ以来300年も続く
そばの名店です
比叡山の門前町にあり
この建物も歴史的建造物
名前を書いて順番を待ちます
その並んでいるそばに
何とも歴史を感じる郵便受け
が今だに活躍中のようです
テレビで見た「湯葉蕎麦」を
注文
シンプルながら出汁と湯葉の
絶妙のバランスがいいですね
やはり大津ですから
店内には大津絵があります
多分、これは「鬼の念仏」
でしょう
これでサッと
帰ればよかったのですが
あまりにも
坂本の街の雰囲気がよくて
暫く近くを散歩
見てみると
さすがに比叡山の門前町
往時の繁栄を感じる
ところです
ふと蓬餅の看板が目にとまり
今日ばかりは無礼講と
中へ足を進めます
「比叡三九良」
(ひえいさんくろう)と
いう名前の店です
私は蓬餅とコーヒー
彼女はお抹茶と蓬餅
二個は多いかなと思いつつも
あっという間に
食べてしまったのです
店内には歴史を感じる
鎧群がとことせましと
飾ってあります
なかなか見事なものです
兜の飾りも迫力があります
また化粧まわしでしょうか
見事な衣装も展示してあります
そばに蓬餅
お腹に結構堪えます
腹ごなしにもう少し歩き
新緑のもみじと
穴太衆(あのうしゅう)の
石垣でしょう
人も少なく散策には
もってこいのようです
通りすがりには石垣の上に
シャガの花
また、躑躅も満開で
何とも好い
もう一つ近くに
「竹林院」という庭園が
あるようです
今は緑紅葉が見ごろとか
まあ何とも美しい庭園
この竹林院というところは
勤めあげたお坊さんの隠居所
ということです
竹林精舎にちなんで名付け
られたのではないでしょうか
ここはリフレクションという
映し出された緑がいいようで
座敷に置かれた黒い机に
反射して映る緑です
まあこういうような恰好で
机にカメラを置いて
撮られているようです
今の時期がちょうど良く
新緑が目に鮮やかです
ということは
秋の紅葉も素晴らしいのでは
ないでしょうか
そばを食べようということが
思わぬ小旅行のような
素晴らしい時間でした
わずか23分で行ける
というのも有難いものです