喜多院法興寺

住職のひとりごと

今年の夏は死にそうに暑いが続いている

2010-07-24 06:36:20 | Weblog
7月24日付 編集手帳 読売新聞
 {「土用」を英語で「ドッグデイズ」と言い表すことは、以前に和英辞典を引いて知っていた。どうして、“犬の日々”なのだろう。
◆きのう、所用があって東京モノレールの線路沿いに羽田空港の近辺を炎天下、ひと駅ぶんほど歩いた。整備工場らしき建物が並ぶのみで、身を寄せる日陰はなし、のどを潤す店も自動販売機もなし、いつしか舌を出して息をしているわが身を顧みて、英単語の成り立ちを想像した。
◆きょうは芥川龍之介の忌日にあたる。「あんまり暑いので、腹を立てて死んだのだろう」と述べたのは作家の内田百 だが、芥川がみずから命を絶った83年前の気温は35~36度とか。午前中に各地で37度を超す今年は、それをもしのごう。
◆屋内にいても熱中症には油断ができず、海や川には事故の危険がつきまとい、猛暑にはいつも厄介な道連れがいる。飲む水、浴びる水と上手に付き合って、乗り切っていくしかあるまい。
◆われとわが身に気合を入れる号令がわりに、中村草田男の一句を。〈炎熱や勝利の如き地の明るさ〉。からだに障りさえしなければ、犬の物まねを競う夏らしい夏もいいものである。}

 全国的な猛暑が続く中、17日からの1週間で、熱中症での死者が16府県で52人に上り、救急搬送された人は41都府県で5896人となり、読売新聞社のまとめで分かった。
今年の異常な夏だと言うのに、10年前に購入したエアコンが壊れた。慌ててジャパネットに連絡、4日でエアコンが取り付けられ、救われた気がした。土用の日を英語ではドックデイズとは口を開けて舌を出すほど暑いとは、面白い表現に感心する。

夫人の新著「怖くて読んでません…」 菅首相

2010-07-22 06:44:56 | Weblog
朝日新聞
{「まだ怖くて読んでません……」。菅直人首相は21日、伸子夫人の新著「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」(幻冬舎)の感想を記者団に問われ、笑いながらこう答えた。

 主要国首脳会議(G8)でカナダに同行した際に有力紙のインタビューに「私は家庭では野党。政治の議論に多くの時間を使っている」と語った伸子さん。20日に出版した著書の中でも「菅伸子の代表質問」として、「最小不幸社会って何?」「普天間問題にどう臨むつもりか」など14項目の質問を投げかけている。

 記者団から、本のタイトルにひっかけて「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるんでしょうか」と問われた首相は「元気のいい、一人一人が孤立することのない日本にしたい」と答えた後、「(夫人から)質問があればそう答えたいと思っています」と付け加えた。}

 菅直人首相は参議院選挙で惨敗し、人気が急落する中、菅伸子さんが「あなたが総理になって…何が変わるの」と言う新書を出版した。今まで、現職の首相夫人が本を出すのは珍しく、家庭での素顔を知ってもらい、首相の人気回復に役立てたいと言う思いが感じらられる本だそうだ。

シャープ、電子書籍に参入へ=米中など海外展開も検討

2010-07-21 09:01:56 | Weblog
(トムソンロイター)

{[東京 20日 ロイター] シャープ<6753.T>は20日、年内にも配信サービスとタブレット端末を組み合わせたサービスで電子書籍事業に参入すると発表した。

 このほど従来から提唱している電子書籍フォーマット「XMDF」の次世代型を開発。この技術の普及を通じ、出版社、新聞社、印刷会社、取次会社など国内外の関係各社との協力関係を構築して事業展開する計画だ。

 シャープは同日、電子書籍端末の試作機として、画面サイズ5.5型と10.8型の2機種を報道陣に公開した。端末の詳細は、電子書籍コンテンツの配信のビジネスモデルを構築した上で、秋にも発表する予定。同時にシャープは、これまで日本語の小説やマンガの表示に幅広く使われてきたXMDFのフォーマットについて、動画や音声の表現などを加えた「次世代XMDF」として開発を公表。今後も日本語の表示に適したフォーマットとしてXMDFを幅広く提案していく。

 国内の電子書籍市場をめぐっては、すでにソニー<6758.T>が電子書籍端末「リーダー」を年内に国内発売する計画を明らかにしている。ソニーは、KDDI<9433.T>、凸版印刷<7911.T>、朝日新聞社と組んで電子書籍の調達・配信会社を立ち上げる計画。このほか、NTTドコモ<9437.T>も電子書籍事業に参入する方針を示している。また、海外勢では、米アマゾンが電子書籍端末「キンドル」の日本語版の発売を検討しているほか、米グーグルがウェブブラウザーで表示する電子書店の「グーグルエディション」のサービスを来年初めにも国内で開始する計画を明らかにしている。

 シャープは、日本だけでなく米国など海外でもタブレット端末を発売する計画。当面は、これら国内市場に参入を表明している各グループなどにXMDFの採用を働きかけていくことから始め、出版社や印刷会社との関係を構築し、自社の電子書籍端末のコンテンツ配信モデルを構築していく方針。}(ロイター日本語ニュース 村井 令二)

 シャープは20日、米アップル社の「iPad(アイパッド)」様式のでタッチパネル式の携帯端末を自社端末向け電子書籍配信事業として、開始すると発表した。国内の電子書籍市場では、米アップル社のが先行しているが、シャープは、動画再生や日本語の処理に自信をを持っている。シャープが開発した電子書籍の独自規格で、米国や中国など海外での事業展開も検討するという。ますます電子書籍のブームが到来するのか楽しみだ。

蔵書をバラしてPDFに 「自力で電子書籍」派、増える

2010-07-19 06:42:00 | Weblog
朝日新聞
 {本やコミックの背表紙を切り落とし、全ページをスキャナーで読み込んで自家製の電子書籍を作る人が増えている。新型情報端末iPad(アイパッド)など、電子書籍を読める機器の登場が追い風になり、裁断機やスキャナーの売り上げも伸びている。

 大阪府豊中市の会社員の男性(24)は6月から、持っている本や雑誌の「電子化」を始めた。背表紙を大型の裁断機で切り、バラバラになった本をスキャナーにセット。1冊数分で自動読み取りが完了し、PDF形式で保存する。「作業は予想以上に簡単」という。

 蔵書は増え続け、部屋を占拠してしまうのは時間の問題だった。裁断機とスキャナーで7万円近くかかったが、「出張時に何冊分もの本を持ち歩けるし、パソコンで処理すれば全文を検索でき、知りたいことが書かれているページにすぐたどり着ける」とメリットを挙げる。

 東京都の公認会計士磯崎哲也さん(48)も、自前の電子書籍をiPadに収めて持ち歩く。「実際に作業してみると楽で驚いた」。作り方をブログで紹介し、反響があったという。

 日本でも電子書籍端末は普及しつつあるが、出版社の電子書籍ビジネスへの本格的な進出は始まったばかり。電子化は著作権法上の「複製」にあたるが、個人的な読書など「私的使用」のためであれば問題ない。マンガ本などを電子化する人は前からいたが、端末の登場でより多くの人が興味を持ったとみられる。

 「自作に最適」と紹介されたスキャナーは、今春の販売数が前年同時期に比べて3割以上伸び、発売以来累計で100万台を売るヒット商品に。定価で5万円以上する裁断機も好調で、取り扱う文房具メーカーのプラス(本社・東京)は、「元々業務用だったが、電子書籍が注目され、個人の需要が増えた」。}

 今のスキャナーは性能が素晴らしく、両面を瞬時にコピーが出来るらしい。これをパソコンに取り込み、iPad(アイパッド)など、電子書籍を読める機器の登場が追い風になり、裁断機やスキャナーの売り上げも伸びている。本箱の整理に役立つアイテムとして注目されている。


余部鉄橋、98年の歴史に幕=コンクリート橋に架け替え

2010-07-17 06:43:18 | Weblog
時事通信
 {観光スポットとして知られるJR山陰線の余部鉄橋(兵庫県香美町)が16日、コンクリート橋への架け替え工事のため、98年の歴史を閉じた。地元自治会が「惜別の儀式」を行ったほか、大勢の鉄道ファンや観光客が詰め掛けた。

 1912年に開通した余部鉄橋は、全長約310メートル、高さ約41メートル。橋脚がやぐら状の「トレッスル式」で、規模の壮大さは「東洋一」ともうたわれた。86年12月には強風で回送列車が転落、直下の水産加工工場で働いていた女性ら6人が死亡する事故も。その後強風時の運行規制を強化したため、ダイヤの乱れが頻発。鉄骨の老朽化も問題となり、2007年に架け替え工事が始まった。

 惜別の式には、回送列車転落事故の遺族やJR西日本社員らも参加。あいさつした自治会長が「慣れ親しんだ鉄橋がなくなるのは寂しい。ありがとう」と声を震わせる場面もあった。

 観光協会の職員は「架け替えで運休が減り、安全になるのを望む人も多いが、観光的にはマイナス面が大きいのでは」と複雑な表情を浮かべた。

 17日から鉄橋の一部を解体し、新しい橋に線路を接続する工事が始まり、8月12日に開通する予定。強風対策として、日本海の眺望にも配慮した透明の防風板を設置する。今後は橋脚を3本だけ残し、鉄橋のスケールを体感できる展望施設「空の駅」として活用する方針。}
 
 開通から98年間、その美しさで多くの人に愛されてきた余部鉄橋が、架け替えのため16日の運行を最後に撤去される。一部は残されて「空中散歩」のスポットに生まれ変わり、解体された鋼材は研究に役立てられる。規模の壮大さで「東洋一」の鉄橋として人々に親しまれていた。掛け替えられって安全に橋にはなるが、観光の目玉が消えるのではと、観光協会は危惧している。