喜多院法興寺

住職のひとりごと

熱かんで超伝導に?=赤ワインが最も効果

2010-07-28 06:59:48 | Weblog
 時事通信
{鉄とテルル、硫黄から成る特殊な化合物を日本酒や赤ワインなどの酒に浸し、約70度に温めると、翌日には零下約265度の極低温で電気抵抗がゼロになる超伝導の性質を示すことが分かったと、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)が27日発表した。

 焼酎やビール、ウイスキー、白ワインでも試し、いずれも成功したが、赤ワインが最も効果が高かった。酒に含まれる原因物質や仕組みはまだ不明だが、同機構の高野義彦ナノフロンティア材料グループリーダーらは、新たな超伝導物質を開発する手掛かりになるとして、解明を目指している。

 この化合物は、東京工業大の細野秀雄教授らが2008年に発表した鉄系超伝導体の一種。意外な元素の組み合わせでも、極低温の中では比較的高い温度で電子が自由に動く結晶構造を実現できると判明。世界的に再び超伝導研究が盛んになった。

 超伝導物質は、強力な電磁石を使う医療用の磁気共鳴画像診断装置(MRI)やリニアモーターカーなどに使われている。普及を拡大させる上で、より高い温度で超伝導になる物質を、どれだけ安く作れるかが課題となっている。}

 鉄とテルル、硫黄から成る特殊な化合物を酒にひたして熱燗にすると超伝導の性質を示すことが分かった。零下約265度の極低温で電気抵抗がゼロだが、高温上で超伝導が出来たら利用価値は高い。研究に一石を投じた研究発表であった。