喜多院法興寺

住職のひとりごと

シャープ、電子書籍に参入へ=米中など海外展開も検討

2010-07-21 09:01:56 | Weblog
(トムソンロイター)

{[東京 20日 ロイター] シャープ<6753.T>は20日、年内にも配信サービスとタブレット端末を組み合わせたサービスで電子書籍事業に参入すると発表した。

 このほど従来から提唱している電子書籍フォーマット「XMDF」の次世代型を開発。この技術の普及を通じ、出版社、新聞社、印刷会社、取次会社など国内外の関係各社との協力関係を構築して事業展開する計画だ。

 シャープは同日、電子書籍端末の試作機として、画面サイズ5.5型と10.8型の2機種を報道陣に公開した。端末の詳細は、電子書籍コンテンツの配信のビジネスモデルを構築した上で、秋にも発表する予定。同時にシャープは、これまで日本語の小説やマンガの表示に幅広く使われてきたXMDFのフォーマットについて、動画や音声の表現などを加えた「次世代XMDF」として開発を公表。今後も日本語の表示に適したフォーマットとしてXMDFを幅広く提案していく。

 国内の電子書籍市場をめぐっては、すでにソニー<6758.T>が電子書籍端末「リーダー」を年内に国内発売する計画を明らかにしている。ソニーは、KDDI<9433.T>、凸版印刷<7911.T>、朝日新聞社と組んで電子書籍の調達・配信会社を立ち上げる計画。このほか、NTTドコモ<9437.T>も電子書籍事業に参入する方針を示している。また、海外勢では、米アマゾンが電子書籍端末「キンドル」の日本語版の発売を検討しているほか、米グーグルがウェブブラウザーで表示する電子書店の「グーグルエディション」のサービスを来年初めにも国内で開始する計画を明らかにしている。

 シャープは、日本だけでなく米国など海外でもタブレット端末を発売する計画。当面は、これら国内市場に参入を表明している各グループなどにXMDFの採用を働きかけていくことから始め、出版社や印刷会社との関係を構築し、自社の電子書籍端末のコンテンツ配信モデルを構築していく方針。}(ロイター日本語ニュース 村井 令二)

 シャープは20日、米アップル社の「iPad(アイパッド)」様式のでタッチパネル式の携帯端末を自社端末向け電子書籍配信事業として、開始すると発表した。国内の電子書籍市場では、米アップル社のが先行しているが、シャープは、動画再生や日本語の処理に自信をを持っている。シャープが開発した電子書籍の独自規格で、米国や中国など海外での事業展開も検討するという。ますます電子書籍のブームが到来するのか楽しみだ。