時事通信
{宇宙航空研究開発機構は23日、太陽の光の粒子を大きな帆に受けて進む宇宙ヨット「イカロス」の帆に組み込んだ液晶装置を遠隔操作し、帆全体を太陽に向け直すことに成功したと発表した。液晶装置による姿勢制御は世界初。姿勢制御にガス噴射エンジンを使う必要がなく燃料を節約できるため、将来、宇宙ヨットで木星探査を行う際、探査機の運用期間を延ばすことができる。
同機構の佐伯孝尚助教によると、この技術は世界各国で研究が進んでいる「宇宙太陽光発電」を実現する上でも重要。大面積の薄膜太陽電池を備えた衛星を地球上空約3万6000キロの静止軌道に配置し、マイクロ波などで地上に送電する構想だが、液晶装置で発電衛星の姿勢制御ができれば燃料節約につながり、寿命が延びる。}
太陽光を帆に受けて進む世界初の宇宙ヨット「イカロス」(重さ310キロ)が、燃料を使わず、液晶装置を遠隔操作し、帆全体を太陽に向け直すことに成功姿勢制御に成功したと発表した。太陽光の微弱な圧力だけを利用し、14メートル四方の帆の向きを1日に0.5度変化させられることを確かめた。今後は太陽光による軌道変更に挑戦すると言う。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
{宇宙航空研究開発機構は23日、太陽の光の粒子を大きな帆に受けて進む宇宙ヨット「イカロス」の帆に組み込んだ液晶装置を遠隔操作し、帆全体を太陽に向け直すことに成功したと発表した。液晶装置による姿勢制御は世界初。姿勢制御にガス噴射エンジンを使う必要がなく燃料を節約できるため、将来、宇宙ヨットで木星探査を行う際、探査機の運用期間を延ばすことができる。
同機構の佐伯孝尚助教によると、この技術は世界各国で研究が進んでいる「宇宙太陽光発電」を実現する上でも重要。大面積の薄膜太陽電池を備えた衛星を地球上空約3万6000キロの静止軌道に配置し、マイクロ波などで地上に送電する構想だが、液晶装置で発電衛星の姿勢制御ができれば燃料節約につながり、寿命が延びる。}
太陽光を帆に受けて進む世界初の宇宙ヨット「イカロス」(重さ310キロ)が、燃料を使わず、液晶装置を遠隔操作し、帆全体を太陽に向け直すことに成功姿勢制御に成功したと発表した。太陽光の微弱な圧力だけを利用し、14メートル四方の帆の向きを1日に0.5度変化させられることを確かめた。今後は太陽光による軌道変更に挑戦すると言う。
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