喜多院法興寺

住職のひとりごと

自公、防衛相問責案提出か

2011-12-06 06:55:47 | Weblog
12月5日付 よみうり寸評 読売新聞 
 {〈失言が失言更迭するつらさ〉一川防衛相と更迭された田中前沖縄防衛局長のこと。このところ連日、時事川柳のタネになっている。
◆発端となった田中氏の発言は、コメントするだけでも、仲井真沖縄県知事が「口が汚れる」と強い不快感を表明したほどひどい比喩だったが、更迭した防衛相の方も批判の多い言動の主◆ということで冒頭の句のように皮肉られる。大臣就任早々「私は安全保障の素人」発言で物議をかもした。続いてブータン国王夫妻歓迎の宮中晩餐(ばんさん)会を欠席、閣僚の資質を問われていた
◆そこへ今度の問題だ。田中発言に加え、防衛相自身も国会で1995年の沖縄女児暴行事件を「詳細は知らない」と答弁、沖縄の怒りを増幅させた。
◆防衛次官、防衛相の順に沖縄へ謝罪に出かけたが、知事との面談はごく短時間、ほとんど相手にされなかった。それでも野田首相は防衛相を「適材適所」と言う。
◆野党は厳しく問責の構えだ。〈更迭は出来ても移転出来ぬ変〉〈失言と無礼の度に遠い基地〉の句もある。}

 一川防衛相の大臣に任命された当初から言動が問題視され、さらに今回の答弁で、沖縄の怒りを増幅させた。それなのに野田首相は衆院外務委員会で、野党の一川防衛相更迭要求に対し、更迭しない考えを示した。しかし、自民、公明両党は2日午前、一川保夫防衛相に対する問責決議案を今国会に提出する方針を決めた。共産、社民両党は既に防衛相問責に反対しない考えを表明しており、参院に提出されれば他の野党の協力を得て可決される可能性が高い。