喜多院法興寺

住職のひとりごと

読み方のむずかしい地名が結構ある

2011-12-03 07:02:41 | Weblog
12月3日付 編集手帳(読売新聞)
{読み方のむずかしい地名がある。日本一短い手紙のコンクール「一筆啓上賞」の秀作集から引く。〈面接でつねすべり市出身だね/と言われ頭にきて/ 常滑焼 ( とこなめやき ) ご存じ?/と言い返した〉(渡邊英明)
◆さらにむずかしい地名になると、間違えて読むことさえできず、ただ絶句する場合もある。千葉県匝瑳市は難読地名の横綱格だろう。「そうさ」市と読む。2006年に当時の八日市場市と匝瑳郡野栄町が合併して生まれた、まだ若々しい市である。
◆観光協会が知名度アップに取り組む様子をヨミウリ・オンラインの記事で読んだ◆市内六つの菓子店がそれぞれ開発した 饅頭 ( まんじゅう ) などに総称として「そうさまん」の名を冠し、難読の市名を売り込むという。ご当地ヒーロー「ハリキリ戦隊ソーサマン」にちなんだ命名とか。
◆漢和辞典によれば、〈匝〉は「周囲を巡ること」、〈瑳〉は「愛らしく笑うさま」を意味する。読みやすくはあっても情緒には乏しいひらがなの名前を、合併後の新市名にしたところも少なくない。あえて難読の名前を選んだ市に、漢字の“言霊”が宿りますように。応援団に加わった心持ちでいる。}

 確かに読めない地名には、恥ををかくことがある。つねすべり市は常滑焼を知らないのかと言いたくなるのは理解出来る。匝瑳市については、千葉県に住んでいるので、匝瑳市は読むことが出来たしかし、漢字は書けない。八日市場市と匝瑳郡野栄町が合併してあえて読めない匝瑳市に決めたのには、驚くし勇気がいったことだろう。電話で匝瑳の漢字を説明出来る人は少ないと思う。おかしな饅頭「そうさまん」で知名度アップを頑張って欲しい。