喜多院法興寺

住職のひとりごと

日本は忘れていけない12月8日真珠湾攻撃

2011-12-09 06:35:15 | Weblog
12月8日付 よみうり寸評
 {「臨時ニュースを申し上げます。大本営陸海軍部午前6時発表、帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋において、アメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり」
◆昭和16年(1941年)12月8日、午前7時の時報に続いて、ラジオの臨時ニュースが2度くり返された。あの日から70年◆これを記憶している人のほとんどは、もう後期高齢者だ。この日に生まれた赤ちゃんがきょう古希を迎える。戦争は遠くなった。終戦記念日の8月15日は毎年の式典とともに日本人の記憶から消えることはない。
◆が、それに比べ、12月8日の方はどうかすると忘れられがちだ。米国では12月7日になるその日を「リメンバー パールハーバー」と言って、決して忘れない◆同様に日本人もあの朝のハワイ・真珠湾攻撃を忘れてはなるまい。夏、ワイキキビーチに日本人はあふれんばかりだが、真珠湾には少ない。足を運んだ方がいい◆湾の底に沈む戦艦アリゾナからは今もうっすらと海面に油が浮いてくる。12月8日があって8月15日がある。}

 日本では8月15日の終戦は覚えているが、多くの日本人は12月8日の真珠湾攻撃を忘れてしまっている。ハワイに行っても真珠湾を見学する日本人は少ない。米国観光客は真珠湾を見学するためにハワイを訪れる。米国では12月7日を「リメンバー パールハーバー」と言って、決して忘れない。あれから70年も経過した今は、9月11日が米国の「リメンバー パールハーバー」になっている。若者に取って戦争は遠い過去の事で、実感はわかないと思うが、忘れてはいけない事である。