喜多院法興寺

住職のひとりごと

梅雨時は食中毒の季節だ

2011-06-21 06:20:38 | Weblog
6月20日付 よみうり寸評
 {梅雨は 黴雨 ( ばいう ) 、食中毒の季節だ。厚生労働省は「 O ( オー ) 157やO111などによる食中毒に注意!」と政府広報で呼びかけている。
◆「生食用として提供された肉でも、子ども、お年寄り、抵抗力の弱い方は、生で肉を食べないようにしましょう」ということだ
◆が、その厚労省によると「全国の食肉処理施設では少なくとも2008年から2年間、生食用牛肉の出荷はなかった」というから、???。現実にはユッケなどがどこでも売られていた。で、この4月に、富山、福井、神奈川で病原性大腸菌O111による集団食中毒事件が起きた。
◆さらに二度びっくりは厚労省が先週、発表した全国調査の結果だ。生肉を提供している飲食店の半数を超えて、51・8%が国の衛生基準を守っていない。
◆食肉処理、食肉販売を加えた3業種全体で47・6%が違反。食中毒事件を受けての調査なのにこの結果。〈過ちて改むるに 憚 ( はばか ) るなかれ〉が感じられない。
◆業界の無責任、行政の甘さ。〈過ちて改めざる、これを過ちという〉と知るべし。}

 厚労省は2008年から2年間、生食用牛肉の出荷はなかったと言うが、見て見ぬふりをしていたようで、ユッケなどにの生肉は何処でも売られていた。4月に富山、福井、神奈川でO111による集団食中毒事件で死亡者が出た。慌てて飲食店や食肉処理や販売店を調査したが、国の衛生基準を半分以上の店が違反していた。みんなでやれば恐くないのか。「死にたくなければ生肉は食うな」焼き肉で我慢した方が良い。