喜多院法興寺

住職のひとりごと

忘年会のシーズンも終盤を迎える

2009-12-19 07:14:40 | Weblog
12月19日付 編集手帳(読売新聞)
 {俳優の芥川比呂志さんは酒が入ると少々からむ癖があったらしい。その人がいると知らず、小沢昭一さんがすし屋に入ったところ、すでに 酩酊 ( めいてい ) して目の据わった芥川さんが「おいっ、小沢ッ、昭一ッ」と、いきなり 怒鳴 ( どな ) った
◆小沢さんは間髪入れず、「芥川比呂志、ばんざぁいッ、ばんざぁいッ…」万歳を唱えながら店を出たと、劇作家の大西信行さんが随筆に書いている。難を逃れるための、これも芸だろう。

◆忘年会のシーズンも終盤を迎える。からみ癖のある上司や同僚が職場にいる人には、気の重い季節かも知れない。

◆不況下、会社の会議室などを使った簡素な忘年会が人気を呼んでいると、何日か前の本紙(東京版)にあった。いささか解放感には欠けても、1人3000円ほどで済む負担の軽さに加え、場所柄ゆえの節度とたしなみが保たれるとすれば、数少ない不況の功徳と言えなくもない。

◆歌人の篠弘さんに一首がある。〈酩酊のポーズをとりし背の芯に浴びせられたる声を忘れず〉。何かと心のささくれ立つことの多いご時世、 怨念 ( おんねん ) を忘れない“忘念会”にならぬよう、いつにも増して用心がいる。}

 今日は昼間の忘年会と、区の忘年会で今年の飲み会は終わる。一次会で抜けたいところだが、付き合いにくいと言われるのが嫌で、二次会についつい付き合ってしまう。翌日飲み過ぎて、午前中は仕事にならない。今は悪酔いする人がいない。楽しい人達と飲むとどうしても深酒になりがちだ。