喜多院法興寺

住職のひとりごと

ニチアスが耐火材偽装 01年から10万棟分 公表せず

2007-10-31 08:56:26 | Weblog
朝日新聞
 {建材メーカー大手の「ニチアス」(東京都港区)が、住宅の軒裏などに使われる耐火材(01年以降の製造)の性能試験に臨む際、試験体に水を含ませたり、実際に販売するものより性能の高い材料を使ったりする偽装を施し、国土交通相の認定を受けていたことが30日、わかった。対象製品は全国の住宅など約10万棟に使われ、うち少なくとも約4万棟分は大臣認定の耐火性能基準を満たしていないという。同社は製品が使われている物件の把握を進め、交換・補修などの対応を始める。

 同社内では06年10月に社内の製品調査で不正が判明していたが、事実を公表しないまま今月29日まで出荷を続けた。しかし、内部告発の動きを受けて今月17日、初めて国交省に報告。30日に記者会見した。一連の不正で同社は、耐火材が使われる部分の構造別に計20件の大臣認定を取得していたが、すでに16件で基準を下回ることが判明。認定が取り消された。

 不正に認定を得て出荷されたのは、住宅の軒裏やビルの間仕切り壁用の耐火材4種類。「ケイ酸カルシウム板」という燃えにくいボード製で、準耐火構造の軒裏用2種類が約10万棟に使われ、耐火構造の間仕切り壁用2種類が約750物件に使われている。耐火性能基準を満たしていない約4万棟の大半は、旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」「ヘーベルメゾン」シリーズとされる。}

 内部告発で耐火材の性能試験でボードに水を含ませたり、実際に販売するものより性能の高い材料を使ったりする偽装を施し試験をパスしていた。特に旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」に使われた4万棟の大半は、「ニチアス」の製品が使われていた。分からなければ今でも公表しなかったと言う。呆れた会社だ。