喜多院法興寺

住職のひとりごと

肝臓がん発症、血液で判別…北大グループが「糖鎖」解析

2007-10-23 07:12:43 | Weblog
読売新聞
 {生物の細胞を覆う「糖鎖」という生体物質のタイプから、肝臓がんの発症者と健康な人をほぼ確実に見分ける方法を、北海道大の研究グループが発見した。

 臨床的に応用されれば、X線などによる画像診断よりも早期に発症を確認でき、発症前診断につながる可能性もある。近く論文が米国の生化学専門誌に掲載される。

 研究を行ったのは北大先端生命科学研究院の西村紳一郎教授ら。北大病院が保存する肝がん患者83人と健康な20人の血清から糖鎖だけを分離し、発症者に特有の傾向を調べた。

 西村教授らは人の血清中に約40種類ある糖鎖のうち、「分枝型N―グリカン」系と呼ばれる4種類(糖鎖X、Y、Z、W)の構成比に注目。肝がん患者に限って、糖鎖XがYより多くなることがわかった。}

 今まで肝臓がんを見つけるのは大変だった。症状が出たときには手遅れの場合が殆どで、助かる患者が少ない状態であった。だが今回、肝臓がんの発症者と健康な人をほぼ確実に見分ける方法を、北海道大の研究グループが発見したことで、肝臓がんでの死亡を少しでも抑える事が出来ると期待している。