喜多院法興寺

住職のひとりごと

「過労死は自己管理の問題」奥谷氏発言が波紋

2007-02-08 05:12:34 | Weblog
朝日新聞
 {過労死するのは本人の自己管理の問題――。労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の分科会委員、奥谷禮子氏(人材派遣会社社長)の週刊誌インタビューなどでの発言をめぐって、7日の衆院予算委員会で論議があった。民主党の川内博史議員が「あまりの暴言だ」と指摘。柳沢厚労相も「まったく私どもの考え方ではない」と防戦に追われた。

 奥谷氏は、一定条件を満たした会社員を労働時間規制から外す「ホワイトカラー・エグゼンプション」(WE)の積極推進論者。労働時間規制をなくせば過労死が増えるとの反対論に対し、経済誌「週刊東洋経済」1月13日号で、「経営者は、過労死するまで働けなんていいません。過労死を含めて、これは自己管理だと私は思います」などと反論。また「祝日もいっさいなくすべきだ」「労働基準監督署も不要」とした。労政審分科会でも「労働者を甘やかしすぎ」などと発言している。

 奥谷氏は朝日新聞の取材に対し、「発言の一部分だけをとらえた質問は遺憾だ。倒産しても、会社は社員を守ってくれない。早くから自律的な意識をもつべきで、労働者への激励のつもりで発言した」と話した。}

 厚生労働相の諮問機関である労働政策審議会分科会委員、奥谷禮子氏の週刊誌インタビューでの「過労死するのは本人の自己管理の問題」発言をめぐって、7日の衆院予算委員会で論議があった。人材派遣会社社長である奥谷禮子氏の発言は、経営者サイドの代弁者の意見としか思えない。とうてい中立な立場での考え方とは言えない。「労働者を甘やかしすぎ」とは暴言に聞こえる。余りに偏った考えの人が
厚生労働相を始め、諮問機関の委員に多い様な気がした。