喜多院法興寺

住職のひとりごと

「登叡成仏」天台のご本山参拝

2005-11-18 07:12:38 | Weblog
開宗1200年慶讃大法会で、南総教区主催の比叡山参拝が12日に260人はバス6台で出かけた。
主に、授戒を受けた人達のお礼参拝をかねての、比叡山参拝が行われた。午後4時到着、直ぐに阿弥陀堂にて、先祖の回向法要が厳宗された。新しくなった延暦寺会館に到着、6時精進料理を美味しく頂く。翌日、6時30分根本中堂での、朝事に参加、ご法話を受けお山の素晴らしさを感じた。その後、西塔の釈迦堂、浄土院を周り、伝教大師のお徳を忍んだ。
さて、比叡山時報が届きましたので、トップ記事「大法要結願」を転載します。先月1ヶ月間は大法要が行われました、その特集ページもあり比叡山のスゴサを感じる内容である。
【法華経を中心とする天台大師の教え「円」、真言の「密」、達磨大師の流れを汲む「禅」、さらに”人として守り行うべき道”菩薩の「戒」、この「円・密・禅・戚」の教えに念佛門を加えた今の天台宗。その礎をかためた伝教大師最澄上人の篤い願い、 「天台法華圓宗」設立の上奏に、桓武天皇よりお許しを得て千二百年の歳月が流れた。
その祥当、平成十八年一月二十六日を前に、十月一日から一か月間にわたり、天台宗総本山比叡山延暦寺の伝統法要をはじめ、有縁の各宗派・教団の方々に慶讃ご登山いただき、法要が厳かに営まれた。
加えて、わが国の伝統文化であり、信仰のもたらす精神世界に域を同じくする、茶道・華道による献供から、舞や琵琶、狂言などの伝統芸能の奉納も交えての一大絵巻が繰り広げられた。この「天台宗開宗千二百年慶讃大法要」の盛儀は、伝教大師の教えが、弟子から弟子へと、また多くの人たちに受け継がれ、時を超えて日本全国に広まったことを改めて思い起こさせてくれた。
そして、浄土宗の祖・法然上人、臨済宗の祖・栄西禅師、真宗の祖・親鸞聖人、曹洞宗の祖・道元禅師、日蓮宗の祖・日蓮聖人ら、あまたの宗派の宗祖を輩出するなど、伝教大師が開かれた比叡山が、日本仏教、ひいては日本文化に与えた影響は計り知れないことを実感した一か月でもあった。
その一か月の閉幕を告げる結願法要が、十月三十一日、三百五十人の出仕を得て、延暦寺総本堂・根本中堂において執り行われた。この結願は、ひとつの大法要の終わりではなく、伝教大師の深い教え、そして志しを連綿と伝え広める新たな歩みの始まりでもある】