喜多院法興寺

住職のひとりごと

[ヒトゲノム地図」完成、個人別の医療実現か

2005-10-28 08:37:25 | Weblog
 人が持っている全遺伝情報(ヒトゲノム)のどの部分で決まっているのか、遺伝情報の“地図”を、日米など5か国の国際研究チームが完成させた。
 糖尿病などの個別の病気のなりやすさと、地図内のどの場所が関連しているかの解明することで、その人の体質に合わせた「個人別の医療」の実現に近づく成果として期待される。
 ヒトゲノムは、0・1%の中に遺伝情報を記す化学物質(塩基)の配列の1か所が異なる部分(SNP)があり、それが体質などの個人差を決定すると注目されていた。このSNPは、数も1000万個にも上り、病気との関連の解明には、膨大な時間と費用がかかるとされてきた。
 ブロック内の一部のSNPを調べれば、ブロック内の残りのSNPの機能も推測できることを突き止めた。例えば、日本人、中国人の場合、約25万個のSNPを調べるだけで、98・5%の精度で個人差を識別できることがわかった。

ヒトゲノムの個人差を網羅 日米英など解析 (朝日新聞) - goo ニュース