喜多院法興寺

住職のひとりごと

医療制度改革試案65―74歳は2割負担

2005-10-20 08:08:35 | Weblog


 厚生労働省は19日、現行制度に比べ7兆円少ない49兆円(対国民所得比9・1%)に抑制した、来年の医療制度改革の試案を発表した。08年度をめどに生活習慣病予防や長期入院の是正が中心。合わせて65-74歳の患者の窓口負担を2割に統一、70歳以上は現在の1割から引き上げ、69歳以下は3割から引き下げる。75歳以上についても窓口負担を1割から2割に引き上げ、さらに1兆3000億円を削減、合わせて抑制額を8兆円台とするなどの選択肢も示した。
いずれにしても、老人医療に対して、医療費引き上げすることは、間違いない事だ。医療制度改革といっても、患者の負担割合を上げるだけでは、解決は出来ないと考える。今後、老人比率は増える続けるのは間違いないことだが、他の予算を回すことは出来ないのか。極論を言うと、老人になつて病気になったら、長期入院は困る、食費、光熱費などを、保険適用から除外しようとしている。早く死ねと言うことか。

読売新聞
 厚生労働省は19日、医療費抑制策や新たな高齢者医療保険の創設などを柱とする医療制度改革の試案を発表した。
 患者の窓口負担について、現行で原則70歳未満3割、70歳以上1割の負担割合を、2008年度から原則65歳未満3割、65~74歳2割、75歳以上1割とする案など3案を提示した。現役並みの所得がある高齢者の窓口負担は、06年10月から、現行の2割を3割に引き上げる。

 政府・与党は厚労省試案をたたき台に議論を進める。年末までに成案を得て、06年の通常国会に関連法案を提出する方針だ。

 試案ではこのほか、長期入院(療養病床入院)する高齢者の食費(調理費)、居住費(光熱費など)を、保険適用から除外し、原則自己負担とする方向を打ち出した。また、08年から15年までに、〈1〉入院患者1人当たりの年間平均入院日数を短縮する〈2〉糖尿病などの生活習慣病患者・予備軍を25%減らす――などの目標を盛り込んだ。

 75歳以上を他の世代と独立させた医療保険制度を08年度から新設し、74歳以下の医療保険制度と分離させるなど医療保険制度の見直しも掲げた。

 さらに、参考扱いとして、受診1回あたりの自己負担額を1000円または500円とする保険免責制を導入した場合や、診療報酬を25年度まで計マイナス10%で改定する場合の抑制効果なども試算した。

 試案では、経済指標を用いた医療費の数値目標を掲げることは見送った。