喜多院法興寺

住職のひとりごと

阪神球団上場、村上氏が電鉄に提案

2005-10-12 08:28:32 | Weblog
阪神電気鉄道の株式の約4割を・村上ファンドが買い占めた問題で、村上氏と阪神電鉄の西川恭爾(きょうじ)社長による初のトップ会談が11日午前11時から大阪市の同電鉄本社であった。
 会談後に会見した村上氏は、プロ野球・阪神タイガースを持ち株会社方式で上場させる姿勢を正式に提案、「ファンが望む方向で上場する方法はいくらでもある」と述べた。これに阪神電鉄の西川社長は「完全子会社として球団経営の自由度を高めるのが一番だ」と語り、反対姿勢を明確にした。村上ファンド側は同日夜、株式購入に必要な額を5000円程度に抑えてファンが株主になれるよう工夫する案を提示したと発表した。
 タイガース上場について村上氏は会談の中で基本的には上場する姿勢を示したものの、反対が多ければやめればいい」と上場に必ずしもこだわらない立場を示した、という。
 
(読売新聞)
 村上世彰(よしあき)氏が率いるMACアセットマネジメント(村上ファンド)が、阪神電気鉄道の発行済み株式の38・13%を取得し、筆頭株主になった問題で、村上氏と西川恭爾・阪神電鉄社長によるトップ会談が、11日午前11時から大阪市の阪神電鉄本社で行われた。
 村上ファンドによる株の大量保有が明らかになった9月27日以降、双方のトップが直接会うのは初めてだ。

 約1時間半にわたった会談後、記者会見した村上氏はプロ野球・阪神タイガースの上場について、「上場にこだわっているわけではないが、上場をタイガースファンが望んでいるか、ファンの意見を聞いてみるべきだ」と述べ、ファンに対するアンケートを実施し、その結果を踏まえて判断すべきだとの認識を示した。上場の方法については「プロ野球協約との関係(で球団直接の上場に問題)があるなら、(持ち株会社の)阪神タイガースホールディングスを作って、上場することもおかしくない」と持ち株会社方式を考えていることを明らかにした。

 また、「球団経営をしようとは考えてない」と話した。

 これに対し、西川社長は「現段階では阪神電鉄の100%子会社の方がいい」との認識を示したという。

 一方、一連の阪神電鉄株の買い付けについて、村上氏は「ある一定の株価水準までなら、いくらでも買いたいということを阪神電鉄の経営陣に伝えてある」と述べ、3分の1超の取得について、あらかじめ阪神電鉄側に通告してあり、さらに買い増す可能性もあることを示唆した。

 さらに、「この投資は中長期的に持ちたい」と述べ、売り抜け目的ではないことを強調した。

 また、村上氏は会談で、「まったく利用していない不動産を10年間野ざらしはまずい。阪神電鉄はいろんな資産をいっぱい持っているが、それが株価に反映されていない」と指摘し、資産の有効活用を求めた。