喜多院法興寺

住職のひとりごと

第3のビール増税検討

2005-10-22 06:44:42 | Weblog
 またまた、取りやすい所から税金を取ろうと財務省は考えた。発泡酒の時も税金を上げた途端に発泡酒が売れなくなり、消費者は安いチュウハイに変わっていった経過がある。金のない庶民の楽しみを奪うことを考えては駄目である。酒造メーカーのみなさん、増税論に負けない美味しい安い酒を造って欲しい。
 年末の06年度税制改正で、税額の安い「第3のビール」の増税論が高まってきた。サッポロビールの福永勝社長は「企業努力で開発した商品。売れたからといって増税されれば企業活動は成り立たなくなる」と増税に絶対反対する意向を表明した。 同社の「ドラフトワン」は、エンドウ豆を原料に使った飲料。麦芽を使わないため、税率がビールの約3分の1。同社のビール類出荷量の3割を占め、屋台骨を支える商品に育った。
 福永社長は財務省などから“課税逃れ”の商品とみられていることには「すっきりした味を目指したら、麦芽を使わないという選択になり、たまたま安い税額になった」と反論した。また「長年の研究で生まれた世界初の商品であり、第3のビールとは呼ばれたくない」とビールや発泡酒と並べて議論されることに反発した。

共同通信
第3のビール増税検討 財務省、酒類簡素化へ
 財務省は18日、2006年度税制改正に向けて、原材料や製法によって10分類している酒類を最少で3グループ程度に再編し、酒類間の税率差を縮小する方向で検討に入った。低税率が適用されているビール風味アルコール飲料「第3のビール」への増税と併せて、ビールに対する減税も検討する。
 具体策の本格的な調整は、来月初旬の自民党役員人事や内閣改造を経て自民党税制調査会が始動してからとなるが、ビールメーカー各社の反発も予想され、決着までには曲折が必至だ。

 「第3のビール」の9月の総出荷量(課税ベース)は前年の約3・3倍の800万ケース。ビールや発泡酒のシェアを食う形で販売量を急速に伸ばしている。現行酒税法の複雑さを突いた低価格設定のため、財務省にとっては「節税酒」対策を講じるのが課題だ