喜多院法興寺

住職のひとりごと

駒大苫小牧の全国優勝変わらず、高野連結論

2005-08-28 05:38:00 | Weblog



 駒大苫小牧高校の野球部長が部員に暴力をふるった事が明るみにでて、夏の甲子園2年連続優勝で、わき上がった北海道は素直に喜べない状態になってしまいました。しかし、高野連結論で、「全国優勝変わらず」の結論で、選手を含め関係者はホットしたことでしょう。学校側も隠蔽することなく、もっと早い時点で高野連に報告すべきでした。校長先生のつらい気持ちは理解できますが、仏教系の学校としての今回の対応は、チョットお粗末であったと感じました。

 朝日新聞
 第87回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で連覇した駒大苫小牧高校の野球部長(27)が部員に暴力行為をした問題で、日本高野連(大阪市西区)は27日、審議委員会を開き、部長を一定期間の謹慎とし、報告の遅れた同校野球部については警告とする処分案を日本学生野球協会に上申することを決めた。引き続き開かれた選手権大会の臨時運営委員会は、「指導者の行為の責任を選手に負わせるのは適当でない」として、同校の優勝を取り消さないことを決定した。
 処分案は、9月下旬に開かれる日本学生野球協会審査室会議で正式に決まる。一方、春の選抜大会につながる秋季北海道大会と、秋季国民体育大会への参加は、部員の問題行動などはなかったことを確認し、応急措置として認めた。
 大会直前に高知大会の優勝が取り消された明徳義塾との違いについて、日本高野連側は「明徳義塾の場合はベンチ入りメンバーを含む生徒自身が暴力行為に加わるなどしており、今回のケースとは違う」と説明した。
 駒大苫小牧高の篠原勝昌校長は27日午後、日本高野連に報告書を持参し、事情聴取を受けた。野球部長は6月2日、早朝練習の態度をめぐって部員の顔を殴り、選手権大会開幕後の8月7日には滞在先のホテルで、食事のルールを守らなかったとして、スリッパで頭を1回たたいたとされる。部員は選手権大会のベンチ入りメンバーには含まれていなかった。
 審議委員会は部長の暴力について、日本学生野球憲章で処分の対象となる「野球に関する個人としての非行」にあたると判断。同校野球部については「事件後速やかに報告されず、告発で明るみとなったことは、健全な高校野球を目指すうえで大変遺憾」とした。
 また、暴力行為をなくし、不祥事などへの早期対応を求める脇村春夫・日本高野連会長名の緊急通達を、都道府県高野連を通じて加盟校に送ることを決めた。
 処分方針の決定を受けて、選手権大会の臨時運営委員会が大会関係規則にもとづき、同校の優勝の取り扱いについて審議した。試合取り消しなどの措置につながる大会参加者資格規定には、選手の年齢制限などが定められているが、指導者の不祥事が想定されていない▽指導者の不祥事があっても、15年ほど前からは選手に連帯責任は負わせない方針をとってきた――などの点から、優勝は有効と結論づけた。
 大会直前に高知大会の優勝が取り消された明徳義塾のケースとの違いについて、日本高野連側は「明徳義塾の場合は、ベンチ入りメンバーを含む生徒自身が暴力行為に加わるなどしており、酌量の余地はなかった」と説明した。
 〈脇村春夫・日本高野連会長の話〉 明徳義塾高校に続く不祥事となり、誠に残念だ。全国の高校野球ファンに対して深くおわびしたい。今後、同じような問題が起こらないよう、各都道府県の高野連会長あてに、暴力を許さないこと、不祥事は迅速に報告することを求める通達を出した。