喜多院法興寺

住職のひとりごと

遺伝子技術で鶏に「がんの薬」産ませる 

2005-08-04 09:08:34 | Weblog
 今日の新聞に、お隣の韓国でクローン犬が成功したとのニュースを見るにつけ、科学の進歩は神の領域に入り込んで来ていると思いました。しかし、犬と人間の間には心臓、肝臓、前立腺といった臓器の疾患に類似性があり、クローン犬で、こうした病気の解明、治療が今後に期待できるとしています。
 今度は英国では遺伝子組み換えで、白身の多い卵を産ませることに成功、ガン治療の薬を大量生産が出来るようになるそうです。

(共同通信)
 クローン羊ドリーの成功で知られる英ロスリン研究所は3日、遺伝子組み換え技術を使い、がん治療用のタンパク質(抗体)を白身に大量に含む卵を鶏に産ませることに成功したと、米英のバイオ企業2社と共同で発表した。動物の体を製薬工場に見立てて、がんの薬の大量生産に結び付く成果としている。
 白身に含まれる抗体の量は明らかにしていないが「過去のどの報告よりも大幅に多い」という。英BBC放送によると、研究チームは5年以内に本格生産が可能になるとの見方を示している。
 病気の治療に役立つタンパク質を羊や牛の乳に分泌させる遺伝子組み換えは既に実現しているが、安全性の問題やコスト高が商業利用を阻んできた。鶏卵はコスト面では有利とされるが、従来は作れる抗体の量が少なく実用に堪えなかったという。