野口町をゆく(51) 西国街道(3) 下居(おりい)の清水
場所は、坂元から西国街道を200メートルほど登った坂の途中です。
加古川市教育委員会の説明板がありますので読んでおきましょう。
この社の下の街道沿いに「下居(おりい)の清水」という井戸がありました。
この井戸は有名であったようで、江戸時代の旅行案内図『播州名所巡覧図絵』には説明とともに当時の風景が載っています。
昔、瀬戸内海が行く船が、ここで、水を汲んだことが記されています。
この井戸は、「折井(おりい)の清水」「織井(おりい)水」「細田の清水」ともいわれ、その前の坂は「おりい坂」と呼ばれています(以下略)・・・
この辺りは、印南野台地の西の端で台地上に降った雨が伏流水となり、清水がこのあたりでしみ出していたのでしょう。
*図:『播州名所巡覧絵図』から「下居(おりい)の清水」
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