昨日、林容平選手の完全移籍のお知らせがありました。
林容平選手 ブラウブリッツ秋田へ完全移籍のお知らせ
おそらく2019年シーズンは大分にはいないなぁ、と嫁と2人で確信したのが、この日(2018年11月29日)でした。
自主練の出待ちをした仲間が「容平くん、来年もいてね、いてね」と何度も訴えた言葉に、困った顔をするばかりで何も答えなかった容平。
その顔は2014年のシーズン終了後、「来年も(容平くんの)ゲーフラを作るので(大分に)残ってください」と私がお願いしたときと全く同じ顔でした。
「相変わらず正直でウソをつけんなぁ、練習姿も今日が最後かもしれんね」とスポパからの帰り、嫁と涙しました。
この日、私自身最後となった2018年11月29日のスポパの様子を書いていこうと思います。
J1昇格を決めたトリニータでしたが、その喜びの裏に大分を去っていく選手がいることは、毎年のことなので覚悟はしていました。
ただこの日は公式が発表した“修さんと清本の契約満了”そのことだけしか知らなかったのです。
スポパにいたのが「フック」
「かわにー」
「さんぺー」
「ナス」
「バズ」
「國分」とスタッフの合わせて6人。
あまり汗をかいていないので、始めてそんなに時間は経っていないようです。
楽しく練習している選手ですが、この数時間後に「那須川」の契約満了が発表されたんです。
もちろん私達はそのことを全く知りません。
「ナス」の笑顔。
「バズ」の笑顔。
「さんぺー」の笑顔。
「かわにー」の笑顔。
いつもと変わらない。
この練習場でいつも見せる顔。
いつもの選手の顔。
でも何かが違う。
ほんの僅かな時間。
真顔になる瞬間。
下を向く瞬間。
「容平」と「高木」がランニングを始めました。
何かを話していますが、声は聞こえてきません。
「ババケン」と「フジモン」が取材を受けています。
TVなのか? 雑誌なのか?
「清本」がランニングを始めました。
自主練なので時間はバラバラ。
「高木」「容平」「清本」の3人で走り出しました。
遠くでGKの「アキ」も練習を始めたようです。
相変わらず6人で楽しそうに練習をしています。
そこに容平が加わりました。
これで7人。
ランニングは「タカギ」と「清本」の2人だけ。
1周回ったところで「清本」はランニングを辞め、「タカギ」だけとなりました。
「容平」は楽しそうに練習をしています。
時々見せる笑顔はいつもの容平のように思えました。
なにがおかしいのか「フック」が倒れ込んで笑います。
その様子を見て「さんぺー」も。
「高木」がランニングを辞めました。
「國分」が転ぶ。
続けて「容平」が同じように転ぶ。
それが可笑しいと皆んなが腹を抱えて笑います。
私もその様子をカメラに収めながら笑います。
でもなぜか涙が出てくるのです。
不思議でした。
時間は残酷です。
「かわにー」がポケットに手を入れて立ちます。
練習が終わりました。
「ナス」が座っています。
その横には「かわにー」
その横に「バズ」
向こうでは「アキ」の練習が続いています。
「フジモン」と「清本」が笑いながら走ってきます。
「清本」の笑顔が嬉しいのです。
一度大分の選手になった者をトリサポは忘れません。
熱くて温かいサポーター。
だからこそ「大分の2度泣き」という言葉があるんです。
大分に来たときは「こんな田舎に来た」と言って泣き。
去るときには「大分を離れたくない」と言って泣く。
選手と離れる以上に辛いことがあります。
選手と一緒に大分に来て、大分を応援してくれた「個サポ」さんです。
今までたくさんの選手が大分に来て、個サポさんと共に大分から遠ざかっていきました。
今季も同じです。
来季からホームで、アウェーで一緒に泣いたり笑ったりができないのです。
それが辛いのです。
1月9日が大分トリニータの始動日。
まだ去就が決まっていない選手がいます。
あと2日。
私の2018シーズンが終わりません。
来季を再び大分で戦う者。
来季から新天地で戦う者。
すべての選手にエールを!
林容平選手 ブラウブリッツ秋田へ完全移籍のお知らせ
おそらく2019年シーズンは大分にはいないなぁ、と嫁と2人で確信したのが、この日(2018年11月29日)でした。
自主練の出待ちをした仲間が「容平くん、来年もいてね、いてね」と何度も訴えた言葉に、困った顔をするばかりで何も答えなかった容平。
その顔は2014年のシーズン終了後、「来年も(容平くんの)ゲーフラを作るので(大分に)残ってください」と私がお願いしたときと全く同じ顔でした。
「相変わらず正直でウソをつけんなぁ、練習姿も今日が最後かもしれんね」とスポパからの帰り、嫁と涙しました。
この日、私自身最後となった2018年11月29日のスポパの様子を書いていこうと思います。
J1昇格を決めたトリニータでしたが、その喜びの裏に大分を去っていく選手がいることは、毎年のことなので覚悟はしていました。
ただこの日は公式が発表した“修さんと清本の契約満了”そのことだけしか知らなかったのです。
スポパにいたのが「フック」
「かわにー」
「さんぺー」
「ナス」
「バズ」
「國分」とスタッフの合わせて6人。
あまり汗をかいていないので、始めてそんなに時間は経っていないようです。
楽しく練習している選手ですが、この数時間後に「那須川」の契約満了が発表されたんです。
もちろん私達はそのことを全く知りません。
「ナス」の笑顔。
「バズ」の笑顔。
「さんぺー」の笑顔。
「かわにー」の笑顔。
いつもと変わらない。
この練習場でいつも見せる顔。
いつもの選手の顔。
でも何かが違う。
ほんの僅かな時間。
真顔になる瞬間。
下を向く瞬間。
「容平」と「高木」がランニングを始めました。
何かを話していますが、声は聞こえてきません。
「ババケン」と「フジモン」が取材を受けています。
TVなのか? 雑誌なのか?
「清本」がランニングを始めました。
自主練なので時間はバラバラ。
「高木」「容平」「清本」の3人で走り出しました。
遠くでGKの「アキ」も練習を始めたようです。
相変わらず6人で楽しそうに練習をしています。
そこに容平が加わりました。
これで7人。
ランニングは「タカギ」と「清本」の2人だけ。
1周回ったところで「清本」はランニングを辞め、「タカギ」だけとなりました。
「容平」は楽しそうに練習をしています。
時々見せる笑顔はいつもの容平のように思えました。
なにがおかしいのか「フック」が倒れ込んで笑います。
その様子を見て「さんぺー」も。
「高木」がランニングを辞めました。
「國分」が転ぶ。
続けて「容平」が同じように転ぶ。
それが可笑しいと皆んなが腹を抱えて笑います。
私もその様子をカメラに収めながら笑います。
でもなぜか涙が出てくるのです。
不思議でした。
時間は残酷です。
「かわにー」がポケットに手を入れて立ちます。
練習が終わりました。
「ナス」が座っています。
その横には「かわにー」
その横に「バズ」
向こうでは「アキ」の練習が続いています。
「フジモン」と「清本」が笑いながら走ってきます。
「清本」の笑顔が嬉しいのです。
一度大分の選手になった者をトリサポは忘れません。
熱くて温かいサポーター。
だからこそ「大分の2度泣き」という言葉があるんです。
大分に来たときは「こんな田舎に来た」と言って泣き。
去るときには「大分を離れたくない」と言って泣く。
選手と離れる以上に辛いことがあります。
選手と一緒に大分に来て、大分を応援してくれた「個サポ」さんです。
今までたくさんの選手が大分に来て、個サポさんと共に大分から遠ざかっていきました。
今季も同じです。
来季からホームで、アウェーで一緒に泣いたり笑ったりができないのです。
それが辛いのです。
1月9日が大分トリニータの始動日。
まだ去就が決まっていない選手がいます。
あと2日。
私の2018シーズンが終わりません。
来季を再び大分で戦う者。
来季から新天地で戦う者。
すべての選手にエールを!